開幕5戦で勝ち点5…チェルシー指揮官は負傷者の多さを嘆く「12人いない」

 昨シーズンからの挽回を狙うチェルシーだが、今シーズンも苦しい立ち上がりとなっている。

 プレミアリーグ第5節が17日に行われ、チェルシーはボーンマスと対戦。何度かチャンスは作り出したものの、最後までネットを揺らすことができず。0-0️のスコアレスドローで試合終了を迎えた。

 この結果、チェルシーは開幕5試合で1勝2分け2敗に終わり、勝ち点「5」で14位と低迷。データサイト『OPTA』によると、開幕5試合でわずか5ゴールにとどまっているチェルシーは、11位に終わった1995-96シーズン以来の少ない得点数で始まったシーズンになっているという。

 昨シーズンは12位に低迷し、今夏に新たにマウリシオ・ポチェッティーノ監督を招へいしたチェルシー。試合内容は改善し、チャンスを作り出している場面はあるものの、簡単に失点を許してしまう一方で、得点はなかなか奪うことができず。勝利を積み重ねることができていない状況が続いている。

 ボーンマス戦終了後にはアウェイまで駆けつけたファンからブーイングを浴びせられる事態となっているが、ポチェッティーノ監督はイギリスメディア『スカイスポーツ』で「ファンに忍耐を求めるつもりはない」と語りながら、次のように続けた。

「もちろん、この状況のせいでファンたちががっかりしているので、私たちも失望している。だが、自分たちが何をしているかについては心配していない。選手たちが負傷から戻ってきて、より競争力が高まり、もっと選手がいることでベンチからも影響を与えることができれば、多くの試合で勝てるようなチームになれると思っているからね」

 試合前から前節に続いて9選手が離脱することが明らかになっていたなか、ボーンマス戦ではモイセス・カイセド(ひざの打撲)、マルク・ククレジャ(病気)、ノニ・マドゥエケ(筋肉の問題)も欠場したことで、ベンチにはGK2人と19歳以下の選手が4人を占める事態となっている。

 ポチェッティーノ監督は「私たちには何ができるのだろうか? 私には何も言うことがない。ファンたちはやりたいことをすればいい」と負傷者の多さを嘆きつつ、難しい状況であることを強調した。

「私たちは何をすべきかをわかっているし、自分たちの信念を強く持っている。12人の負傷者がいて、ベンチには3人か4人の若い選手とGKが2人いた。私が泣くかって? 文句を言うかって? 誰にだ? 私はこの状況を、この挑戦を受け入れなければならないし、前向きであり続けなければならない」

「私にできることは信じ続けることだけだ。もし、今日すべての選手がいて、ケガしていない契約した選手たちが揃っていて、この試合に勝利できなかったら、その時は別の見方をする必要があると言わなければならないかもしれない。でも、私たちは皆に嘘をつくことができない」

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)