ナンバープレートの“謎の金属キャップ”何者? 軽自動車についていない意味とは

登録車の後部ナンバープレート左上には、漢字一文字が刻印されたアルミのキャップのようなものがついています。これは、飾りではなくちゃんと意味があります。

外して走ると罰則の対象に

 いわゆる登録車(軽自動車以外の四輪車)の後部ナンバープレートには、アルミ製のキャップのようなものがボルトを隠すようにつけられています。これは、飾りではなく「封印」と呼ばれるもので、ちゃんと法的に意味を持つものとなっています。

 封印に使われるアルミ製のキャップには、クルマがナンバープレートを発行する運輸支局によって正式に登録され、しかるべき検査を受けた後、ナンバープレートを取得したという証明の役割を果たしています。東京都なら「東」、大阪府なら「大」と、それぞれ車検証に登録されている住所を管轄する地方運輸局の刻印が入っているのが特徴です。 そのため、勝手に取り外し、公道を走った場合の罰則もあり、違反点数2点、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金となります。 公道で封印を外した状態で走行することは違反となりますが、個人で外す機会はあります。住所変更などで管轄の運輸支局が変わる場合に変更の手続きした際は、自身で取り外しの作業を行います。 地域により手順は若干異なりますが、例えば、東京都内の運輸支局などへ自分でクルマを持ち込んでナンバープレートを変更する場合、書類の申請ののち、新しい車検証を発行してもらい、古いナンバープレートを取り外して返却すると、新しいナンバープレートとともに封印の台座部分(封緘)が渡されます。 後部ナンバープレート左上のボルトに挟み込むように封緘を取り付けますが、管轄地域の刻印で封印をするのは所定の係員の役割になっています。 なお、軽自動車は登録制ではなく届出制となっており、国がその人の所有権を公に証明するものではないため、ナンバープレートに封印はありません。

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