柏がサヴィオと細谷のゴールで今季初のリーグ戦連勝を達成! 横浜FCは残留に向けて痛恨の敗戦

 明治安田生命J1リーグ第27節が17日に行われ、横浜FCと柏レイソルが対戦した。

 前節終了時点で17位につける横浜FCが『ニッパツ三ツ沢球技場』に16位の柏を迎えての一戦。両者の勝ち点差はわずかに「1」で、残留を争う2チームの直接対決となった。一進一退の攻防が続く中、28分に柏に決定機が訪れる。左CKのチャンスを得ると、キッカーのマテウス・サヴィオがゴール前にクロスを供給。椎橋慧也がニアサイドで頭で合わせてボールをゴール前に流したものの、このボールは相手にクリアされる。しかし、そのクリアボールに反応した高嶺朋樹が頭でゴール前に再びボールを流すと、片山瑛一が右足を上げてシュートを放つ。しかし、ボールはクロスバーにはじかれ、ゴールとはならなかった。

 チャンスを逃した柏だったが33分、相手のペナルティエリア内でのハンドにより、PKを獲得すると、キッカーを務めたのはマテウス・サヴィオ。右足から放たれたシュートはゴール右に決まり、先制に成功した。

 勢いに乗る柏は38分、前線の選手が積極的に相手陣深い位置でプレスを掛けると、山田雄士がペナルティエリア中央で相手のパスをカットして細谷真大に横パスを送る。細谷は落ち着いて右足を振り抜き、ボールはゴールネットを揺らした。

 2点を追うこととなったホームの横浜FCはその後、思うように相手の守備ブロックを攻略できず。このままスコアは動くことなく前半は終了。柏が2点リードで試合を折り返した。

 迎えた後半、横浜FCは62分にペナルティエリア手前の右でFKのチャンスを得ると、キッカーのカプリーニが左足を強く振り抜く。ボールは芝生を滑って勢いよくゴール右に飛んで行くも、相手GKのセーブに遭い、ゴールを奪うことはできなかった。

 攻勢を強める横浜FCは68分、カプリーニがドリブルでペナルティエリア右に入り込むと、ゴール前にパスを供給。マルセロ・ヒアンが反応して右足を振り抜くが、ボールはわずかにゴールの右に外れた。

 そんななか、試合終了間際の87分、横浜FCが1点を返す。ペナルティエリア手前の中央でFKを得ると、キッカーの三田啓貴が左足を振り抜いて直接シュートを放つ。放たれたボールは壁の間をすり抜けてゴール左に飛んで行ったものの、相手GKのセーブに遭い、ゴールとはならなかった。それでも、マルセロ・ヒアンがこぼれ球に反応して右足で押し込み、ゴールネットを揺らした。
 
 その後、横浜FCはボールを保持し、相手陣内に押し込む展開を多く作ったものの、最後まで同点ゴールを奪うことはできず。試合はこのまま終了し、勝利した柏はリーグ戦連勝を達成、敗れた横浜FCはリーグ戦3試合ぶりの黒星となった。

 次節は23日に行われ、横浜FCはアウェイでアルビレックス新潟と対戦し、柏はホームでアビスパ福岡と激突する。

【スコア】
横浜FC 1-2 柏レイソル

【得点者】
0-1 33分 マテウス・サヴィオ(柏レイソル)
0-2 38分 細谷真大(柏レイソル)
1-2 87分 マルセロ・ヒアン(横浜FC)

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