陸自19式装輪自走155mmりゅう弾砲にそっくり スウェーデンが改良型「アーチャー」大量調達へ

見た目は似ていても性能は段違い。

ベース車を6WDから8WDに大きく変更

 スウェーデン軍は2023年9月13日、新たに48両の国産自走砲を調達すると発表しました。

 調達するのは、BAEの北欧子会社BAEシステムズABが製造する車輪駆動の155mm自走砲「アーチャー」です。同車は装輪式のため移動速度が速く、即応性に優れているほか、自動装てん装置を搭載しているため、射撃準備にかかる時間が短く、かつ1分あたりの射撃速度も早いのが特徴です。 加えて射距離は、延伸弾を使った場合、50kmに達するとのこと。乗員数も3~4名と少なく、かつ乗員は外に出ずに全ての操作を装甲で覆われた車内から行えるようになっています。 ただ、説明によると、今回新たに調達される「アーチャー」は従来の6輪駆動タイプではなく、ドイツの「RMMV(ラインメタル・マン・ミリタリー・ヴィークル)HX」をベースにした8輪駆動モデルになるとのこと。この車体にすることで、従来のダンプトラック「A30」のコンポーネントを用いた6輪仕様よりも優れたオフロード能力を獲得するようになるといいます。 追加調達される48両は、スウェーデン陸軍がイギリスに販売したり、ウクライナに供与したりした従来型「アーチャー」の穴埋め分として導入されるもので、スウェーデン軍へは2025年の引き渡しを計画しているそうです。

externallink関連リンク

F-22×1万機でも届かぬ史上最強戦闘機F-106「デルタダート」 飛ぶのは人類最後の日! F-16に勝つ「三菱 F-1」どんな存在だったのか 戦後初国産戦闘機 多用途戦闘機の先駆け 「ガトリング砲」と「バルカン砲」 何が違うのか? 一時は廃れていたガトリング砲
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)