福岡が名古屋を下しリーグ戦連勝! 途中出場FWウェリントンが終盤に決勝点

 16日、明治安田生命J1リーグ第27節アビスパ福岡対名古屋グランパスが行われた。

 前節終了時点で8位につける福岡は、10日のJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦でFC東京を破り、逆転で準決勝進出を決めた。3日に行われた前節はそのFC東京を相手にアウェイで勝利を収めており、今節はホームでのリーグ戦連勝を目指す。一方の名古屋は3位につけているものの、直近のリーグ戦3試合で勝利なし。こちらもルヴァン杯で準決勝へ進出しており、勢いそのままにリーグ戦4試合ぶりの勝利を挙げられるか、注目が集まった。

 堅守を持ち味とする両チームの一戦は、互いに終始粘り強い守備を見せ、スコアが動かない時間が続く。後半になっても得点が生まれない状況に、福岡はFWウェリントンやDF湯澤聖人、名古屋はFW前田直輝やDF森下龍矢を投入。どちらも得点への執念を見せる。

 するとこのまま試合終了かと思われた84分、ついに試合が動いた。福岡のDF前嶋洋太が敵陣深く左サイドでボールを持ち、右足で浮き球のクロスを供給。いち早くボールの落下地点を見極めたウェリントンがヘディングシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。ついにホームの福岡がリードを奪う。

 ビハインドを背負った名古屋は、アディショナルタイムのセットプレーでGKランゲラックも攻撃に参加するが、最後まで1点が遠かった。

 結局試合はそのまま終了。1-0で勝利した福岡がリーグ戦連勝を掴み、一方の名古屋は4戦未勝利を喫している。

【スコア】
アビスパ福岡 1-0 名古屋グランパス

【得点者】
1-0 84分 ウェリントン(福岡)

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