「私も頑張らなきゃ」 尾関彩美悠が同学年からの刺激を胸に“初優勝の地”に帰還

<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 事前情報◇14日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6534ヤード・パー72>

プロ2年目。ツアー通算1勝の尾関彩美悠が、昨年その勝利を手にしたのがこの大会だ。「めっちゃ思い出します。鮮明に覚えていて、きょうもラウンドしながら思い出しちゃいました」。今年は連覇がかかる3日間になる。
今季は6月の「アース・モンダミンカップ」までの17試合のうち13試合で予選落ちを喫するなど、序盤、苦しんだ。しかし、気温の上昇とともに成績も上向きに。2週前の「ゴルフ5レディス」8位など、徐々にメルセデス・ランキングでの立ち位置も上がっている。「少しずつよくなってきています。一時予選落ちが続いていた時はアイアンを替えたりしてましたが、元のアイアンに戻したら予選を通るようになりました」。手に馴染んだクラブとともに、その道を整えている最中だ。

上位争いのための課題には、パターを含めたショートゲームを挙げる。不振のなか、違和感が大きかったショット練習に時間を割いたことでグリーン周りまで手が回っていなかったという。「アプローチ、パター、100ヤード以内もあまり練習していなかったので、そこの精度や寄せワンができていないことが多い」。ビッグトーナメント目白押しの秋に向け、急ピッチで仕上げていく。

尾関が46位で終えた先週のメジャー大会「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」では、同じ2003年生まれの神谷そらが優勝。昨年の川崎春花に続き、2年連続で同学年の選手が“女子プロNo.1”の称号を得ることになった。「みんなすご過ぎて、あまり同学年という実感がないです。今年、同じ年の選手が大活躍で、先週も勝っているのを見て、私も頑張らなきゃなと、いい刺激をもらっています」。おっとりした口調ながら、心の中で燃えるものはやはりある。

「去年は去年、今年は今年。しっかり自分の実力を発揮できたらいいかなと思います。ディフェンディングは初めてなので楽しみです」。それでも気負わず、冷静に。“刺激”も力に、思い出の地でいい戦いをしていきたい。

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