リランキングまであと2試合 暫定34位の篠崎愛が見据える“この先”

<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 事前情報◇14日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6534ヤード・パー72>

シーズン途中にシード選手以外などをメルセデス・ランキング上位順に並び変え、そのランキング順位に基づいて出場資格を付与するリランキング制度。来週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」終了後に、第2回リランキングが実施され、シーズン終盤戦の出場権が確定する。
昨年実績を考えると、“突破”のボーダーラインは25位前後とみられていて、暫定25位はフェービー・ヤオ(台湾)の203.75ポイント(pt)。篠崎愛(まな)は暫定34位で、およそ70ptビハインドの位置につけている。昨年は下部のステップ・アップ・ツアーで優勝を飾り、ファイナルQTから職場を争ったが、「失敗」してQTランキング81位で今季をスタート。マンデートーナメント(主催者推薦)を勝ち上がって稼いだポイントで第1回リランキングを突破して、中盤戦を戦っている。

「予選通過しただけだとなかなか順位が入れ替わらない。通過だけじゃなくて、トップ20とかトップ10に入っていきたい気持ちがあります」と残り2試合でのまくりを目指す一方で、あまり気負いすぎることはしていない。「こればかりは、終わってみないとなんとも言えない。自分がいまできることを淡々とやるしかないですね」と、ボーダーラインを気にしすぎることなく、一打集中していく。

もちろん、リランキングを突破できることが第一だが、その道に固執しているわけではない。今季は序盤にステップにも出場し、コツコツと賞金を積み重ねている。「リランキングに入らなかったら入らなかったで、そのときはステップの方に出場して、ファーストQT免除を目指していきたい」と、ステップ優勝、賞金ランキング3~10位以内の選手に与えられるファーストQT免除の特典奪取も青写真として描いている。もちろん、メルセデス・ランキングで70位以内に入ってファースト免除されることも、方法のひとつだ。

「第2回ランキングを突破して、少しでも試合に出られるチャンスを増やしたいですね」。3日間大会ともあって、一発逆転には単独4位フィニッシュが必要。自分のプレーに集中できれば、滑り込みも決して不可能なことではない。(文・笠井あかり)

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