「甚大な被害」山陽道トンネル火災 コンクリ強度やpHなど試験へ 復旧準備へまずは第一歩

炎の影響でコンクリート強度を確かめる必要が出ています。

「復旧工事をどうするか」のための調査継続

 NEXCO西日本は2023年9月13日(水)、山陽道の尼子山トンネルで発生した火災事故とそれによる通行止めについて、対策を検討しました。 5日に発生したトンネル火災で、九州方面(下り線)は兵庫県の播磨JCT~赤穂IC間で今も通行止めが続いています。損傷がひどく、復旧には相当の時間がかかるとされています。 これまでわかったことは、592mのトンネルのうち、神戸側400mにわたって「甚大な損傷」を受け、コンクリートが化学的に変質し強度が保たれているのかわからない状況だということです。 今回の検討会では、次におこなう調査として、このコンクリート強度を「圧縮強度試験」や「反発度試験」などで確認します。さらに、コンクリートが火災で酸化していないかどうか、フェノールフタレイン溶液などでアルカリ性が保たれているかなどの試験も行われます。 これらの調査結果をふまえ、どういった復旧工事が必要になってくるかがあらためて検討されます。

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