開通秒読み!? 福井~岐阜の難所クリア「冠山峠道路」ほぼ完成へ 今年度開通へ仕上げ段階のいま

開通予定は「2023年度内」具体的な開通日の発表もおそらく間近です。

岐阜中心部と福井県を最短距離でつなぐルート

 福井と岐阜をむすぶ「大野油阪道路」がいよいよ九頭竜湖まで10月に開通となり、郡上市までの厳しい峠越えがかなり負担軽減となります。 ところでもう一か所、いよいよ開通が秒読みとなっている、福井~岐阜の「劇的スムーズ化」をもたらす道路があります。それが福井県池田町と岐阜県揖斐川町の長く険しい峠を越える「冠山峠道路」です。 鯖江市と大垣市をほぼ最短距離でつなぐ国道417号がこの地点を通っていますが、この峠越え部分は林道となっており、急勾配に急カーブ、狭隘でガードレールも完備されていない厳しい状況です。さらに冬季周辺は通行止めとなり、1年の半分しか通り抜けられない有様です。 そこを長大トンネルで一気に越えていくのが冠山峠道路です。なかでも「冠山峠第2号トンネル」は延長4834mで、福井県内でも最長の道路トンネルとなります。 事業化は2003(平成15)年で、トンネルの着工は2014(平成26)年。そこから10年が経過し、いよいよ2023年度内の開通が目前に迫っています。遅くとも来年3月末には開通となるなか、秋を迎え、具体的な開通日の発表も秒読みと思われます。 2023年8月末時点での工事状況を見ると、トンネル部以外の「盛土部」「切土部」もいよいよ完成に近づき、あとは舗装をかけていく段階に入っています。通行情報の表示板を制御する「電気室」も現地に設置されています。

externallink関連リンク

【「冠山峠道路」ルートと工事状況】 東海環状道 2024年度に名神~東海北陸道が全通へ 一宮JCTをバイパス 山深い飛騨高山“初の東京直通”から25年 未完の「中部縦貫道」 激セマ山道が解消される日は
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)