プロテストへの弾みとなる試合となった菊地りお 「最後いい形で締め括れたので、今ルンルンです!」

<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー◇第9戦 PIM Ladies Tournament◇12日 本戦(一日競技)◇倶楽部 我山(群馬県)◇6299ヤード・パー72>

呉カントリークラブ(広島県)でのプロテスト2次予選を翌週(9月19日~22日)に控えるなか、マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第9戦「PIM Ladies Tournament」に出場した菊地りお。前半は1アンダーと伸ばしきれなかったが、後半にスコアを3つ伸ばして今季最高成績の4位タイでフィニッシュした。
「1ピン以上の距離でも惜しいパットでパーという感じで流れがよかったです。ガッツパーもいくつかありましたけど」と、1日を通して安定したゴルフができたと菊地。「ショットがわりとよくて、パターもよかったです。2~3メートルくらいにつけられて、入ってくれて、2つが重なったから伸ばせたと思います」と後半の4つのバーディについて振り返った。

もったいなかったのは15番パー5でのボギー。「セカンドをまっすぐフェアウェイに運ぼうと思ったんですけど、引っかけて左のラフに入れちゃいました。それでも3打目でグリーン横につけられて、4打目のアプローチもよかったんです。けど、ちょっとだけパターを打つ前のルーティンが長くなっちゃって」と菊地。「やり直せばよかった…惜しかったな」と、悔しさをにじませた。

しかし、菊地は最終ホールで意地のバーディ。「最後いい形で締めくくれてよかったですね。だから今ルンルンです!」と満面の笑みを浮かべていた。来週のプロテスト2次予選に向けていい弾みになる一戦となった様子だ。

今大会のあとは広島に移動して「もう2回練習ラウンドはしていますが、あと2回ラウンドする予定です」と菊地。コースの印象について「距離はあまり長くないけど、ティショットが狭めですね。グリーン周りの芝がいくつか種類が混ざっていて、抜けやすかったり、ねちっこかったり。グリーン周りが特に難しくなりそうです」と話す。

昨年も同じ会場で2次予選を受け、通過している菊地は「得意な方のコースで、そこまで大きく崩れないし、伸ばせるかなって思います。1日崩れたとしても、巻き返せる安心感があります」と、自信にみなぎっていた。

一方で「心配なのは体力です。夏風邪を引いていて動けなかった時期があって。それにアキレス腱炎もあって、体力トレーニングが直前にできていないので、疲れそうだな」と、不安もあるようだ。

「なるようにしかならないので、やってみてって感じです!」と、唯一の不安を払拭するように、菊地らしく元気に答えた。昨年の悔しさ、今年積み重ねた自信、今大会で得た勢いを持って、まずは2次予選突破に挑む。(文・杉本夏希)

※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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