サービスエリアは“無料駐車場”じゃない! 相乗り行為減らせるか 姫路SAで今夜「実力行使」

あれだけ周知してもやっぱりいた!

相乗り行為で停められない→事故の要因にも

 長年の迷惑行為に終止符が打たれるでしょうか。国土交通省 姫路河川国道事務所が、きょう2023年9月13日(水)22時より、国道2号「姫路バイパス」の姫路SAで一般道からの進入路を閉鎖します。

 同SAは、無料の自動車専用道である姫路バイパスの姫路西ICに併設されています。バイパス上下線からのアクセスに加え、一般道からのSA利用も可能なため、このSAまでクルマできて、そこから1台のクルマに乗り換える相乗り行為が頻発。長時間の迷惑駐車により他のクルマが停められなくなる問題がたびたび報じられてきました。 姫路河川国道事務所が2022年12月に利用実態を調査すると、一般道からの入場車両は午前中に多く、長時間駐車(4時間以上)61台のうち一般道からの利用は約3割。相乗り行為による長時間駐車は40台で、平均駐車時間は10時間19分に及んでいたといいます。 今年8月28日、同事務所が迷惑駐車防止の啓発活動を実施した際も、すでに一般道入口の閉鎖が告知されていたにもかかわらず、やはり相乗り行為車両が見られました。同事務所は、「相乗り行為による迷惑駐車によって他のドライバーが思うように休憩できないことは事故発生の要因にもなり得ます」としています。 もちろん、一般道からの入口が閉鎖されるだけで、他のランプからバイパスを利用して姫路SAを使うことは可能です。それでも、地元の人に聞くと、一般道入口を閉鎖する効果はあるだろうとのこと。「姫路SAは山陽道へのアクセスがよいので、仮にあそこへクルマを停めて一台に相乗りできれば便利という人は少なくないと思います。もちろん迷惑行為ですが、これができなくなると困ってしまう人もいるでしょう」とのことでした。 さらに今後、姫路SAの隣の山を貫く「広畑青山線」が2024年度に開通し、バイパスが臨海部の広畑地区と直結する予定です。それにより一般道からのSA利用が増えれば、休憩施設本来の目的がさらに損なわれてしまう――そうなる前に、先手を打った形といえそうです。

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