バス事業廃止は「誠に遺憾」 通知受け4市町村長がコメント 代替手段確保が急務に

12/20をもって廃止となります。

乗務員不足や売り上げ低迷を受け廃止へ

 2023年9月11日、大阪府南部で路線バスを運行している金剛自動車が、12月20日(水)をもってバス事業を廃止すると公表。これを受け、沿線自治体である富田林市、太子町、河南町、千早赤阪村の4市町村長がコメント発表しました。 なお金剛自動車は事業廃止へ至った理由を、「乗務員の人手不足や売上の低下など、様々な要因があった」としています。●富田林市 吉村善美市長金剛自動車につきましては、近鉄長野線富田林駅・喜志駅への接続路線として、通勤・通学など日常生活において欠かせない地域住民の移動手段であり、長年にわたり運行していただいた金剛自動車がバス事業を廃止されることは非常に残念であります。今回のバス事業廃止につきましては、市民生活にも大きな影響が懸念されますことから、事業廃止後の代替交通の確保が急務となります。当該路線は、富田林市、太子町、河南町、千早赤阪村に跨る路線であることから、近畿運輸局・大阪府と協議を行い4市町村が広域的に連携し、可能な限り路線維持に努めてまいりたいと考えております。●河南町 森田昌吾町長金剛バスは、近鉄長野線富田林駅・喜志駅へのアクセスとして、古くから通勤・通学など多くの住民の皆さまが利用してきた日常生活において欠かせない交通機関であります。地域の交通機関が廃止されることは、誠に残念であります。このことは住民生活に大きな影響があり、移動手段の確保が急務と考え、国・府の助言を受け、沿線市町村等関係機関と連携を図りながら、可能な限り路線維持に努めてまいります。●太子町 田中祐二町長金剛バスにつきましては、近鉄長野線喜志駅、近鉄南大阪線上ノ太子駅への接続路線として、地域住民の日常生活において欠かせない移動手段であり、多くのみなさまに利用されてきました。そのため、事業廃止後の代替交通の確保が急務となります。本町では今後、住民の移動手段を確保するため、地域公共交通会議にて協議を行ってまいります。また、金剛バス路線につきましては、太子町、富田林市、河南町、千早赤阪村に跨る路線であることから、近畿運輸局・大阪府から助言を受けながら、4市町村が広域的に連携し、可能な限り路線維持に努めてまいりたいと考えております。●千早赤阪村 南本斎村長金剛バスにつきましては、近鉄長野線富田林駅と本村を結ぶ地域交通として、通勤・通学など日常生活において欠かせない地域住民の移動手段であり、古くから多くの方々に利用されてきました。そのような中、地域の実情に即した輸送サービスなどを協議する地域公共交通協議会への相談や支援の要請などもなく、事業廃止を決断されたことは誠に遺憾であります。今後は、事業廃止後の代替交通の確保が急務となります。金剛バス路線は、富田林市、太子町、河南町、千早赤阪村に跨る路線であることから、近畿運輸局や大阪府から助言を受けながら、4市町村が広域的に連携し、可能な限り路線維持に努めてまいりたいと考えております。 なお金剛自動車は「皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解を頂きますようお願い申し上げます。金剛バスへの長年のご愛顧に心から感謝申し上げます」としています。

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