「日本最北の自動車道」実質延伸 ルートはまるまる“廃止国鉄ローカル線” まさに道路で復活!

見事に生まれ変わりました!

国道40号「天塩防災」一部完成

 北海道開発局 稚内開発建設部は2023年9月11日、国道40号「天塩防災」のうち1.8km区間が9月21日(木)に開通すると発表しました。

 天塩防災は国道40号のうち天塩町と幌延町のあいだ13kmの改築事業です。この一環として2020年に天塩川へ架かる「天塩大橋」が開通しており、今回はそこから北へ続く区間が開通します。 これにより、国道40号は天塩大橋から今回の開通区間を経て「幌富バイパス」へと接続します。同バイパスは、さらに北の「豊富バイパス」と一体になった日本最北の自動車専用道です。これまで天塩大橋から幌富バイパスは並行する道道を介していました。今回の開通区間は自動車専用道に指定されており、実質的にバイパスが天塩大橋まで延伸した、ともいえます。 天塩大橋と今回の開通区間は、1987(昭和62)年に廃止された鉄道「国鉄羽幌線」(留萌~幌延)の廃線跡を活用しています。今回の開通区間の防雪林は、羽幌線の防雪林を活用。直線的な線形にもなり、バイパスへのアクセス性や走行性の向上が期待されているそうです。 ちなみに、幌富バイパスと豊富バイパスは、道央道の法定路線名にあたる北海道縦貫自動車道(函館市~稚内市)の「高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路」として、道央道と同じく「E5」の高速道路ナンバリングが付されています。

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