日本代表へのリベンジ叶わず…4失点のドイツ代表守護神が落胆「犯してはいけないミスを…」

 ドイツ代表に招集されているGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ/スペイン)が、日本代表戦を振り返った。9日、ドイツメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 “約1年越しのリベンジ”は叶わなかった。現地時間9日、ドイツ代表は昨年のFIFAワールドカップカタール2022・グループステージ初戦で逆転負けを喫した日本代表との国際親善試合を実施。先制を許したドイツ代表は19分にレロイ・サネ(バイエルン)のゴールで追いつくも、わずか3分後に勝ち越し点を献上。終了間際には立て続けにネットを揺らされ、1-4で敗れた。

 昨年の対戦時にはベンチに座っていたテア・シュテーゲン。この日は背番号「1」のユニフォームを身に纏い、随所で好セーブを披露したものの、日本代表の鋭い攻撃の前に大量4失点を喫した。試合を振り返った31歳の守護神は「我々は良い試合をしなかった。良い場面はあったが、愚かな2点目を許してしまった。犯すべきでないミスを犯したんだ。完全に自己批判的であり、良いプレーができなかった」と落胆の色を隠さなかった。

 EURO2024の開催国として予選を免除されているなか、直近の国際親善試合では1分4敗(3連敗中)と5戦未勝利。チームは極度の大不振に陥っており、ドイツ国内では2021年から指揮を執るハンジ・フリック監督の解任も取り沙汰されている。テア・シュテーゲンは「監督のせいにするのはいつも簡単だが、我々選手はピッチに立っていて、その結果には責任が伴う。ピッチ上には非常に良いチームがいて、もっと上手くやれたにも関わらず、我々はそうしなかった」とピッチ上のチームのパフォーマンスを嘆きつつ、次のように言葉を続けた。
 
「これが最終的な結果だ。今のところ、ピッチ上で上手くやることができていない。我々はピッチ外でも素晴らしいチームを持っている。だからこそ、ピッチ内でなぜ力を発揮できないのか、僕にとっては疑問だ。それこそが、僕たちにとってもう一つの大きな痛手だよ」
 
 苦境に立たされているドイツ代表は、現地時間12日にフランス代表との国際親善試合を行う。FIFAワールドカップで2大会連続の決勝進出を果たし、現在も好調を維持している“強豪”相手に、大不振脱却のきっかけを掴むことはできるだろうか。

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