真逆の風にも対応 笹生優花が3週連続上位争いで最終日へ

<クローガー・クイーンシティ選手権 3日目◇9日◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515ヤード・パー72>

笹生優花が今週も優勝争いを演じている。2週前のカナダ戦では8位タイ。先週のポートランド戦では最終日に「78」を叩き脱落したが、3日目までは好調をキープした。3度目の正直へ、今週は首位と4打差の5位タイで最終決戦へと向かう。
この日は4バーディ・2ボギーの「70」だが、数字以上に価値あるプレーだった。初日、2日目とは真逆方向からの風が強まり、「風向きも変わって気温も昨日より低くなったけど、そのなかでもしっかりできた」と、コンディション変化に対応できたと振り返る。

風が強まり乾いたコースは一気に硬さを増し、笹生が得意とするスピン量の多い球でもグリーン上では止まりきらない。短いホールでウェッジを持ってもイメージ以上に跳ね、それを避けると手前で止まるというコンディションに悪戦苦闘する選手が多い中、「マネジメントが少し変わったけど、それ以外は何も変えていない」と攻略法を変えることなく臨み、ムービングデーをアンダーパーに仕上げた。

「最初はアジャストするのが難しかった」と風に慣れるまで時間を要すも、グリーンをこぼしても笹生の持ち味の一つである小技でしのぐ展開。前半を1オーバーでなんとか耐えると、後半は3バーディで盛り返してみせた。

直近2戦のファイナルラウンドはともにオーバーパー。「やることに集中して頑張りたい」といつも通りの姿勢で最終日に挑む。米ツアー2勝目に向けて、あとはトップのミンジー・リー(オーストラリア)を追いかけて頂点を目指すだけだ。(文・高桑均)

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