待ち焦がれたNATO装備! 最新型F-16戦闘機スロバキアへ納入 米ロッキード・マーチン

スロバキアは2023年現在、戦闘機がゼロの状況です。

運用開始は2024年の予定

 アメリカの大手航空機メーカー、ロッキード・マーチンは2023年9月7日、サウスカロライナ州グリーンビルにある自社施設でスロバキア向けのF-16「ファイティングファルコン」戦闘機を公開しました。 これは、訪米したスロバキアのマーチン・スクレナール国防大臣が同社を訪れるのに合わせて行われたもので、公開とともに引き渡し式典も実施しています。 

 スロバキアはF-16戦闘機を14機発注しており、このたび披露された機体は同国向けの最初の機体となります。モデルはF-16シリーズのなかでも最新型となるブロック70で、2024年にはスロバキア本土に到着する計画です。  スロバキアは、領空防衛用として従来、旧ソ連(ロシア)製のMiG-29戦闘機を運用していましたが、2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻で、維持整備コストが高騰、加えてロシア人技術者が出国したことなどによりメンテナンスが難しくなったことを理由に2022年9月1日で運用を終了し、全機ウクライナに供与してしまいました。  そのため、2023年現在、スロバキアの領空防衛は国境を接するポーランドのF-16戦闘機とチェコの「グリペン」戦闘機、ドイツの「ユーロファイター」戦闘機が交代で担っています。この状況はスロバキア空軍がF-16戦闘機の本格運用を開始する2024年まで続くそうです。

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