勝みなみは無念の3戦連続予選落ち 国内戦はさみ、浮上へ「ここからが勝負」

<クローガー・クイーンシティ選手権 2日目◇8日◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515ヤード・パー72>

欧州転戦を終えて臨んだ北米3連戦で連続予選落ちを喫した勝みなみが、声を振り絞った。「本当にかみ合ってくれば…」と、ショットが良くてもパッティングが決まらない流れを断ち切ることができずに、今週も2日間でコースをあとにすることになってしまった。
3バーディ・1ボギーでトータルイーブンパーまで戻したが、1打足りずに予選落ちを喫して悔しさがあふれる。「短いパットが入ればなという感じ」。ティショットで手を離すシーンもありながら、なんとかチャンスにこぎ着けるも、スコアメイクのカギとなるグリーン上の悩みは解消できず。「はまらない」と首をかしげるばかりだ。

「昨日よりは前進したかな」と前日よりスコアは2つ縮めたが、決勝ラウンドに進めずにまたも唇を噛んだ。2ホールで計測されるドライビングディスタンスでは平均300ヤードを記録したものの、ショット面のアドバンテージをスコアに結びつけることができないもどかしさを持って、一時帰国。このあとは国内ツアーの「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」に出場したのち、再び米ツアーに戻る。

秋の陣へ課題を残し突入する勝。「日本の試合でいろいろ試して、アメリカに持ち帰れたらと思います」。日本で英気を養って浮上への糸口をつかみ、米ツアーシード獲得に向けてリスタートを切る。(文・高桑均)

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