
グラナダのスペイン人FWブライアン・サラゴサのドリブルが脚光を浴びている。7日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
2001年4月25日生まれのB・サラゴサは現在22歳。グラナダのカンテラ出身の“ジャックナイフ”は昨年9月にトップチームデビューを果たすと、左サイドを主戦場に切れ味鋭いドリブルですぐさま頭角を現した。極め付けはセグンダ第40節から第42節にかけての3試合連続得点で、最終的に初年度は公式戦36試合に出場し5得点を記録。2年目となる今シーズンは自身初のラ・リーガに挑み、開幕4試合で2得点を挙げるなど、本格ブレイクの兆しを見せている。
そんなB・サラゴサのドリブルが脚光を浴びている。『マルカ』によると、ラ・リーガ第4節終了時点で全4試合に出場している同選手は、ここまでドリブル突破を試みた回数が『29』で、成功数は『15』とのこと。これにより、アルメリアに所属するFWラージー・ラマザニ(ドリブル回数 24)とセルタに所属するFWジョナタン・バンバ(ドリブル回数 23)らを抑え、ラ・リーガにおけるドリブル回数および成功数でともに1位のようだ。
また欧州5大リーグを見渡しても、B・サラゴサがトップクラスの数字を叩き出していることがわかる。プレミアリーグのドリブル成功数トップはクリスタル・パレスに所属するMFエベレチ・エゼで13回、ブンデスリーグのドリブル成功数トップはバイエルンに所属するFWレロイ・サネで14回、セリエAのドリブル成功数トップはミランに所属するFWラファエル・レオンで10回と、いずれも同選手に及んでいない。唯一、リヨンに所属するFWラヤン・チェルキだけが、ドリブル回数『35』の成功数『19』という成績を残しており、B・サラゴサを上回っている。
トップチームデビューからわずか1年余りで、欧州5大リーグ屈指のドリブラーになりつつあるB・サラゴサ。目を見張る速度で成長する“ニュースター”候補に大注目だ。