大不振脱却の契機となるか? FWハフェルツが日本代表戦へ「これは親善試合ではない。全力を尽くす」

 ドイツ代表のFWカイ・ハフェルツ(アーセナル/イングランド)が、10日に行われる日本代表との国際親善試合に向けた意気込みを示した。7日、ドイツ誌『Kicker』が伝えている。

 世界中を熱狂させた青き侍による“ジャイアントキリング”から約10カ月、ドイツ・ヴォルフスブルクにて早くも再戦が実現する。昨年11月に行われたFIFAワールドカップカタール2022・グループE開幕節『日本代表vsドイツ代表』では、日本代表がMF堂安律とFW浅野拓磨のゴールで逆転勝利。最終的にこの結果が両国の明暗を分ける形となり、日本代表は2大会連続の決勝トーナメント進出、ドイツ代表は2大会連続のグループステージ敗退となっていた。

 カタールW杯以降5試合で、1勝1分3敗と大不振に陥っているドイツ代表。今月に行われる日本戦とフランス戦の2試合は、ハンジ・フリック監督の進退にも影響を及ぼすほどの“重要な試合”という見方が強いが、ハフェルツも「国内に幸福をもたらすためにも、試合に勝つことから始めたい。これは親善試合ではなく、極めて真剣に取り組み、また極めて真剣に受け止めなければならない試合だ。ファンや国民が再び誇りを取り戻し、喜びを感じられるように全力を尽くす」と本気度を示した。

 一方でハフェルツは、代表チームを取り巻く環境にも言及。ファンにさらなる応援を求めた同選手は「僕たちプレーヤーにとって、ファンはとても重要な存在なんだ。だからこそ、他国ファンの応援と比べると、(ドイツの応援は)僕たちには少し物足りず、欠けていたように思えた」と告白。続けて「このような状況から抜け出すためには、サポートや後ろ盾が必要。それ以外に方法はない」と明かしている。

 4度のワールドカップ優勝を誇る“サッカー大国”の威信をかけ、ドイツ代表は目の色を変えて日本戦に臨んでくるだろう。

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