
【モデルプレス=2023/09/08】故・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐりジャニーズ事務所が9月7日、都内にて会見を実施し藤島ジュリー景子前社長が辞任したこと、東山紀之が新たに社長に就任することを発表。これを受け同日、フジテレビが公式サイトを通じてコメントした。
【写真】藤島ジュリー景子氏、会見で涙の訴え
◆フジ、ジャニーズ事務所会見受けコメント
4時間にも及ぶ会見では冒頭、藤島氏、東山新社長が性加害の事実を認め謝罪。東山氏は被害者への補償や新たな事務所を構築していく上での取り組みを発表。記者からの質疑応答にも応じた。
この会見を受けて同局は「ジャニーズ事務所が新体制のもと、被害者救済・再発防止を、実効性を伴って実施していくよう注視してまいります」と今後について立場を表明。続けて「性加害が決して許されないことは当然です」と意見を明かした。
また、「外部専門家による再発防止特別チーム」が公開した調査報告書によれば、マスメディアがこれまで一件について報じてこなかったことが指摘されていたが、これについて「ご指摘を真摯に受け止め、全てのステークホルダーとともに人権尊重を徹底し、あらゆる人権侵害を防ぐべく対処していく所存です」と方針を改めると説明した。
◆フジテレビ コメント全文
ジャニーズ事務所が、創業者の性加害の事実を認め、新たな体制を公表しました。フジテレビは、ジャニーズ事務所が新体制のもと、被害者救済・再発防止を、実効性を伴って実施していくよう注視してまいります。
性加害が決して許されないことは当然です。当社は、先日の「外部専門家による再発防止特別チーム」調査報告書に記されたマスメディアに対するご指摘を真摯に受け止め、全てのステークホルダーとともに人権尊重を徹底し、あらゆる人権侵害を防ぐべく対処していく所存です。
◆ジャニーズ性加害問題
ジャニーズ事務所は5月14日、元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモト氏がジャニー氏からの性加害を訴えていたことを受け、「当社創業者である故ジャニー喜多川による性加害問題につき、大きな失望とご不安を与えてしまい、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。ジュリー氏による動画と文書を公開した。
そして26日には、書面にて「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役」の3つの対策を発表。6月12日には「外部専門家による再発防止特別チーム」が会見を行い、その後8月29日に特別チームが調査報告書を公表。ジャニー氏のジャニーズJr.に対する性加害問題が事実だと認められたことを明らかにし、再発防止策として代表取締役社長である藤島ジュリーK.社長の辞任を提言していた。(modelpress編集部)
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