石川遼は伸ばしきれずに46位発進 「自分の強み」が後半のブレーキに

<Shinhan Donghae Open 初日◇7日◇クラブ72CC オーシャンC(韓国)◇7204ヤード・パー72>

今週は日本、韓国、アジアの3ツアー共催大会。その初日、アウトコースからスタートした石川遼は、前半9ホールを5バーディ・1ボギーの「32」と4つ伸ばし、「いい流れで回れていた」。だが後半は3つのボギーでスコアを落としてしまい「70」。トップとは6打差の46位タイと悔しい一日になった。
後半10番パー4のティショットを左のラフに入れ、セカンド時点に向かうと「ディボットに入っていて、いいショットを打ちにいったのが、ダフって30ヤードくらいショート」という不運も。11番パー4ですぐにバーディを奪いスコアを取り戻すも、「パー5 でボギー打ったりとか…」と13番パー5で痛恨のボギーがきた。
 
その13番の3打目は、左のラフから40~50ヤードのアプローチが残り、上手くピンに寄せられればバーディチャンスにつけられるはずだった。しかし、「そこからオーバーして」グリーンの奥にボールがこぼれる。そして、「奥のラフからまたミスをしました」とミスを連発してボギー。16番パー4では「転がしアプローチが2メートルぐらいにしか寄らなかった」と、20ヤードほどのアプローチをミスして2パットのボギーを叩いた。
 
「トップしたりダフったり、ほんのちょっと薄く入ったり、ラフから思ったより下をくぐってボールが飛ばなかったりしました」。ショットの調子は悪くないが、アプローチでのミスが響いた。「アプローチの練習を今週はたくさんしてきたのですが、間に合ってなかったのかな…という感じ」と肩を落とす。
 
「アプローチもパットも、自分の強みはそこですし、そこを生かそうとしてマネジメントしたのが生きなかった」。2020年から取り組んできたスイング改造中も、賞金シードを守った持ち味のショートゲームが足を引っ張るかたちとなった初日。2日目に向けては「やることは変わらない。いかに冷静にやれるかだと思います」と顔を上げて、まずは予選突破を目指していく。

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