今夏は土壇場で交渉決裂も…バイエルン、1月の移籍市場でパリーニャ獲得に再挑戦か

 バイエルンは、来年1月の移籍市場でフルアム所属のポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ獲得に再挑戦する可能性があるようだ。6日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 現在28歳のパリーニャは190cmの長身を誇る大型ボランチ。昨年夏に母国の名門スポルティングからフルアムに加入すると、2022-23シーズンは公式戦40試合に出場し4ゴールを記録するなど中盤の主軸として活躍した。在籍2年目の今シーズンもここまで公式戦3試合に出場し、プレミアリーグ第3節アーセナル戦で値千金の同点ゴールをマークするなど存在感を放っている。

 そんなパリーニャを巡っては、先日閉幕した夏の移籍市場においてバイエルン移籍の可能性が浮上。選手本人は2028年6月末までの5年契約の締結で個人合意に達し、移籍市場最終日にはメディカルチェックが行われたものの、フルアムが代役を確保できなかったこともあり、最終的に交渉は破談となった。

 今夏は土壇場で獲得を逃したバイエルンだが、依然としてパリーニャへの関心は失っておらず、来年1月に開幕する冬の移籍市場で再びオファーを提示する可能性があるようだ。報道によると、今夏にオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフをリヴァプールへ売却したバイエルンは、中盤の駒不足を補うべく1月のパリーニャ獲得を本格的に計画しているとのこと。フルアム側は中盤の主軸を担う同選手の放出を望んではいないものの、後釜が確保できれば移籍を容認する可能性が高いという。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、クラブ側とトーマス・トゥヘル監督は、パリーニャを冬の移籍市場におけるトップターゲットに据えることを承認したと指摘。その上で、バイエルンが今後数カ月以内に新たな試みを行う予定だと指摘している。

 なお、パリーニャの代理人を務めるゴンサロ・パリーニャ氏は「夢が潰されたわけではない。ただ延期しただけだ」と将来的なバイエルン移籍の可能性を示唆している。フルアムは同選手の退団に備え、マンチェスター・ユナイテッド所属のスコットランド代表MFスコット・マクトミネイやトッテナム所属のデンマーク代表MFピエール・エミール・ホイビュルクを“後釜”として検討しているようだ。

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