今夏退団近づくも…DFウォーカー、マンCと契約延長へ「近づいている」

 マンチェスター・シティに所属するイングランド代表DFカイル・ウォーカーが、同クラブとの契約延長に近づいているようだ。3日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在33歳のウォーカーは2017年夏にトッテナムからマンチェスター・シティに加入。ここまで公式戦通算260試合出場6ゴール18アシストという成績を残し、数々のタイトル獲得に大きく貢献している。しかし、2022-23シーズンは、ジョゼップ・グアルディオラ監督の起用法の影響で出場機会がやや減少。クラブ史上初制覇を果たしたチャンピオンズリーグ(CL)決勝のインテル戦で先発起用されなかったことも注目を集めた。

 このような状況から現行契約が2024年6月30日までとなっていることや、バイエルンからの関心が伝えられていたことから、ウォーカーは今夏のマンチェスター・シティ退団の可能性が浮上していた。それでも、最終的には残留し、今シーズンは開幕から公式戦6試合すべてにフル出場を果たしている。

 そして、今回の報道によると、ウォーカーはマンチェスター・シティとの契約延長に近づいているという。なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も、2026年6月30日までとなる新契約に署名し、近日中に正式発表される見込みであることを伝えており、来季以降も同クラブでのプレーを続けることが決定的となっている。

 そんななか、ウォーカーは今夏の移籍の可能性を回想。「決断は起こり得たけど、物事は好転する可能性がある。近づいていたけど、フットボールではこういったことは起こることだ。そうなるはずではなかったけどね」と語りながら、次のように続けた。

「その経験を楽しめたかって? もちろん、それは可能だっただろう。だが、ここも素晴らしいクラブであり、このクラブがここ6、7年で成し遂げてきたことを過小評価してはならない」

「自分にとって正しく十分な出場機会が得られるなら、なぜここから離れなければならないんだ? それが僕のほしいもののすべてだ。誰が僕に最も長い年月を与えるかについてだった。より悪いクラブに行くという話ではなかった。なぜなら、バイエルンは巨大なクラブであり、ハリー(・ケイン)がそこで何をするのかを見ていくことになるし、ステップダウンではなかった」

「頭の片隅では常にマンチェスター・シティでプレーしたいと思っていたが、自分と自分の将来にとって正しいことをしなければならなかった。ただ、それはどのクラブが僕に最高レベルのフットボールをするための契約年数を与えてくれるかということだった」

 そして、「延長には近づいている」ことも明言したウォーカーは、「ここに来てこれが7シーズン目になるが、古株の一人のようにも感じている」とコメントしながら、「僕はこの場所が大好きだ。夢見ていたことをここで経験できてきた。特に昨シーズンはね。それなのになぜこのようなクラブを去りたいと思うのだろうか?」とマンチェスター・シティでプレーを続けることへの意気込みを口にした。

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