フジテレビ、ジャニーズ性加害問題めぐる所属タレントの番組起用に言及「タレントさんに問題があったわけではない」

【モデルプレス=2023/09/04】フジテレビは9月4日、都内にて2023年10月期改編記者発表会見を開催。故・ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所所属タレントの起用方針について言及した。

藤島ジュリーK.社長、辞職も考えていた 性加害問題について「職責を果たせていませんでした」

◆フジ、ジャニーズ事務所所属タレントの起用について

この日の発表会見では、8月29日、同事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が調査報告書を公表したことを受け、所属タレントの起用方針が問われた。

編成制作局長の立松嗣章氏は、報告書で指摘されていた「マスメディアの沈黙」について「ご指摘を真摯に受け止めなければいけない」と考えを表明。「当然性加害というものは許されることではありませんので、引き続き弊社としてもしっかりと対応していきたい」と伝えた。

また、所属タレントの起用については「所属されているタレントさんに問題があったわけではないので、我々としてはその点に関しては粛々とこれまで通りの番組出演という判断でキャスティングをしている」と方針を明確にした。

◆ジャニーズ性加害問題

ジャニーズ事務所は5月14日、元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモト氏がジャニーさんからの性加害を訴えていたことを受け、「当社創業者である故ジャニー喜多川による性加害問題につき、大きな失望とご不安を与えてしまい、心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、現在の代表取締役社長・藤島ジュリーK.氏による動画と文書を公開。

5月26日には、書面にて「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役」の3つの対策を発表した。

◆フジ、2023秋の改編テーマは「やっぱり、楽しくなければフジテレビじゃない」

2023秋の改編テーマは「やっぱり、楽しくなければフジテレビじゃない」。「楽しくなければテレビじゃない」、これは1981年にフジテレビが掲げたスローガン。あれから42年が経ったが、人々の時間の使い方が変化・多様化する中でも、「フジテレビのコンテンツに貴重な時間を割いてもらうためにはやっぱり『楽しくなければ』選んでもらえない。ただ、『楽しさ』の価値観は時代と共に変わっていくものであり、さらに『楽しい』と感じることは、人によって全く違うものなので、『楽しいでぬりかえろ!』というスピリットで、2023年版の『楽しさ』に塗り替え、そして、いろいろな種類の『楽しい』作品を届け、一番面白いコンテンツを作る会社を目指す」という意味が込められている。

改編率は全日17.4%、ゴールデンタイム(19時~22時)33.2%、プライムタイム(19時~23時)34.5%(2023年9月4日現在)。ゴールデンタイム・プライムタイムの改編率は過去5年で最高となっている。(modelpress編集部)

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