自衛隊が「宇宙船みたいな新兵器」を導入?対艦ミサイルも発射可能

「多目的」な新兵器です。

概算要求に「戦闘支援型多目的USVの研究」

 防衛省は2023年8月31日(木)、2024年度予算の概算要求を発表。その中で、異形の外観を持つ新たな兵器のイメージが公表されました。

 この正体は「戦闘支援型多目的USV」と呼ばれるもの。USVは無人水上艇のことで、最近ではウクライナが「シーベビー」と呼ばれる爆薬を搭載した無人水上艇をロシアの艦艇への攻撃に投入しています。 防衛省は2024年度予算の概算要求に、この「戦闘支援型多目的USV」研究費として245億円を盛り込みました。警戒監視や対艦ミサイル発射といった機能を選択的に搭載でき、有人の艦艇を支援可能なUSVとなる見込みです。  まだ研究段階ということもあり、詳細は公表されていませんが、外観はステルス性が意識され、潜水艦の「そうりゅう」や「たいげい」型でも採用されているX舵が装備されていることが伺えます。潜水艦のようにも見えますが、UUV(無人潜水艇)ではなくUSV(無人水上艇)とされています。 SNS上では、この「戦闘支援型多目的USV」に対し、「未来感が凄い」や「宇宙船みたい」などといったコメントがあがっています。  防衛省はこのほか、各国で実績があるUSVを供試器材として取得する費用なども概算要求に計上。国産USVの開発を促進する方針です。

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