ラツィオ指揮官、決勝ゴールを挙げた鎌田大地の順応に手応え「徐々に成長させようとしている」

 ラツィオを率いるマウリツィオ・サッリ監督が、ナポリ戦を振り返った。2日、イタリア紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』や『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが同監督のコメントを伝えている。

 セリエA第3節が9月2日に行われ、ラツィオは昨年のリーグ王者であるナポリと対戦。試合は、30分にルイス・アルベルトの芸術的なヒールシュートでラツィオが先制するも、直後の32分にピオトル・ジエリンスキにゴールを奪われ、スコアは振り出しに。すると52分、走り込んできた鎌田大地が味方からのパスを受けてボックス内に侵入すると、迷いなく左足を振り抜き、加入後初ゴールをマークした。その後は、ラツィオに2度のゴール取り消しがあったものの、そのまま2-1で終了。開幕から2連敗と苦しんでいたラツィオが今シーズン初勝利を挙げている。

 試合後、サッリ監督は、「チームが一体となって守備をすれば結果を出すことができる。ナポリはアンバランスになると壊滅的になる。彼らは私たちにスペースを与えてくれた」と振り返り、続けて、「3-1になる状況が、2度取り消された反動は大きかっただろう。そこで一瞬苦しんだがチームは持ちこたえた。最初の場面は数センチの問題だと言われたが、2度目の場面は一晩中議論できると思う」と述べながら、VARによる判定に不満を示した。

 また、この日の決勝点を挙げた鎌田に対しては、「チーム全体がそうだったように、彼も最初の15分間は苦しんだが、その後はとてもよくやってくれた。彼が追い込まないように、徐々に成長させようとしている。これから鎌田は代表チームに向けて出発し、10日間から15日間は出場させることすらできない。だが、彼の成長を見ているので満足している」と確かな手応えを口にしている。

【動画】鎌田大地が加入後初ゴールを挙げ、ナポリ撃破に貢献!

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