渋野日向子が“いっぱいいっぱい”のボギーなしラウンドで上昇 同組の飛ばし屋に驚愕「ドライバーとアイアンが同じ距離(笑)」

<ポートランドクラシック 3日目◇2日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6467ヤード・パー72>

渋野日向子が5つのバーディを奪い、初日と同じ「67」をマーク。さらに今大会2度目のボギーフリーラウンドで、トータル10アンダーまでスコアを伸ばした。ホールアウト後に応じた中継局のWOWOWのインタビューでは、「ラウンド中はいっぱいいっぱいで、ボギーなく回れた感じはしないけど、結果的に伸ばせたのはよかった」と話す。
前日は前半3つ伸ばしながら、折り返し直後の1番で3パットのボギーを叩いてから流れが一変。その前半の貯金を吐き出し「72」のパープレーで終わっていた。「いい当たりのショットは少なかった。なんとか微妙な距離をパーセーブすることを心がけて。きのうはパッティングでミスして、すごく悔しかった。そこは慎重にやりました」。それも踏まえ、きょうはかろうじてグリーンをとらえたり、エッジからのパットに神経も使いながら歩みを進めていった。

7番からは4連続バーディ。12番はチップインで奪うなど、やはり初日に続いてグリーン周りも冴えた。「ラッキーも多かったかな。チップインで入ったり、長いのが入ったり。獲るべき7番(パー5)で獲れたのもすごい大きい」。スコアの要因をこう振り返る。

3日目はドイツ出身の24歳、ポリー・マックと2サムで回った。今季のドライビングディスタンスは278.50ヤードで、ツアー2位につける飛ばし屋とのプレーは目を丸くする場面も多かったという。「すごい飛ぶんでビックリしまして…。スタートからドライバーとアイアンが同じ距離だし(笑)。場所によっては100ヤードくらい置いていかれた。なんか違うコースを回っている感覚。いいプレーをしていたので自分も負けないように、自分のプレーをすることを心がけていました」。やはり3つ伸ばした同伴競技者を引っ張り、引っ張られ。そんな一日が過ぎていった。

ホールアウトした時は、まだ全選手がスタートしていない状況だった。伸ばしあいの大会とあって、上位陣もさらにバーディを積み上げること必至と予想するのは容易なことだ。それでも前日の44位から上昇し、楽しみな最終日になる。「悪くない位置には居られる。上との差が開くのは分かっている。上位でいるためにはあしたも伸ばし続けないといけない。しっかりメリハリつけて」。今後につながる「67」にしたい。

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