マンCが無傷の開幕4連勝! ハーランドが今季初のハットトリック、フルアムに5発大勝

 プレミアリーグ第4節が9月2日に行われ、マンチェスター・シティとフルアムが対戦した。

 今季も強いマンチェスター・シティは、全20チームで唯一となる開幕3連勝を記録。ホーム開催の第4節を白星で終え、無傷の状態でインターナショナルマッチウィークに突入したい。一方、フルアムは開幕から1勝1分1敗の成績を残している。前節は敵地でアーセナルと対戦しながら、終盤にジョアン・パリーニャが同点ゴールを決めて貴重な勝ち点「1」を積み上げていた。

 腰の手術を受けた関係でジョセップ・グアルディオラが不在となるマンチェスター・シティは、ファンマ・リージョ氏が暫定的に指揮を執る。スターティングメンバーにはアーリング・ハーランド、フィル・フォーデン、フリアン・アルバレスらが並んだ。新加入のジェレミー・ドクが先発でデビューを飾る。一方、フルアムはハリソン・リード、トム・ケアニー、ラウール・ヒメネスらが先発に名を連ねた。

 試合は立ち上がりからマンチェスター・シティがボールを握って攻め込む展開となる。押し込まれる中、フルアムは16分にアクシデントが発生。ケアニーが負傷の影響でプレー続行が不可能となり、ルーク・ハリスが送り出されている。

 均衡が破れたのは31分。マヌエル・アカンジからのパスを受けたマテオ・コヴァチッチが中央を破るスルーパスを通すと、ペナルティエリア左でハーランドが反応。ダイレクトで中央へ折り返すと、最後はアルバレスが押し込んだ。マンチェスター・シティが先手を取っている。

 1点ビハインドとなったフルアムだったが、直後のプレーで右コーナーキックを獲得。アンドレアス・ペレイラが右足で低めのボールを送ると、ニアサイドで反応したR・ヒメネスがダイレクトでボレーシュートを放つ。ディフレクションした一撃はGKエデルソンに弾き出されたものの、こぼれ球をティム・リームが押し込み、フルアムが即座に試合を振り出しに戻した。

 このままハーフタイム突入かと思われた前半アディショナルタイム、再びセットプレーから試合が動く。マンチェスター・シティは左コーナーキックを獲得すると、フォーデンが左足で放ったボールにネイサン・アケが反応。フリーの状態からヘディングシュートを沈めた。シュートコースに入っていたアカンジのオフサイドも認められず、マンチェスター・シティが勝ち越しに成功。前半は2-1で終了した。

 後半に入ってもマンチェスター・シティの時間が続く。59分には敵陣で前を向いたロドリが中央を破るパスを繋ぐと、反応したアルバレスがダイレクトで背後のスペースを狙う。このパスはリームに読まれたものの、ディフレクションしたボールはハーランドの元へ。冷静にゴールネットを揺らし、マンチェスター・シティがリードを広げた。

 止まらないマンチェスター・シティは68分、アルバレスがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。“エース”のハーランドがこのPKをしっかりとモノにし、個人として今季通算5点目をマーク。マンチェスター・シティが勝利を決定付ける4点目を記録した。

 後半アディショナルタイムにはまたも“エース”が魅せる。左サイド深い位置でリコ・ルイスがボールを残すと、前を向いたセルヒオ・ゴメスが巧みなドリブルでペナルティエリア左に侵入。マイナスへの折り返しをハーランドが押し込み、今季初のハットトリックでゴールショーに華を添えた。

 試合はこのままタイムアップ。安定した戦いを披露したマンチェスター・シティが開幕から無傷の4連勝を飾った。一方のフルアムは第2節ブレントフォード戦以来、プレミアリーグ2試合ぶりの黒星を喫している。

 次節はインターナショナルマッチウィークを挟んで2週間後の開催となる。16日、マンチェスター・シティは敵地でウェストハムと、フルアムはホームでルートン・タウンと、それぞれ対戦する。

【スコア】
マンチェスター・シティ 5-1 フルアム

【得点者】
1-0 31分 フリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)
1-1 33分 ティム・リーム(フルアム)
2-1 45+5分 ネイサン・アケ(マンチェスター・シティ)
3-1 58分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)
4-1 70分 アーリング・ハーランド(PK/マンチェスター・シティ)
5-1 90+5分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)

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