好調トッテナムが3連勝! バーンリーを5発粉砕、ソン・フンミンは約1年ぶりのハットトリック

 プレミアリーグ第4節が9月2日に行われ、トッテナムとバーンリーが対戦した。

 トッテナムは開幕戦のブレントフォード戦をドローで終えた後、マンチェスター・ユナイテッドとボーンマスを破って2連勝を記録。8月29日に行われたカラバオ・カップのフルアム戦は落としたが、別コンペティションの結果に影響されずにプレミアリーグで勝ち点を積み重ねたい。一方、昇格組のバーンリーはここまで1試合未消化ながら全試合で黒星と厳しいシーズン序盤戦となっている。こちらは逆に勝利を飾ったカラバオ・カップのノッティンガム・フォレスト戦の勢いをリーグにも繋げたいだろう。

 トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は、ジェームズ・マディソン、デヤン・クルゼフスキ、ソン・フンミンといった面々をスタートからピッチへ送り出した。一方、バーンリーはコナー・ロバーツやゼキ・アムドゥニらが先発に並んだ。

 試合は立ち上がりの4分に早速動く。バーンリーは左サイドに流れたルカ・コレオショがマイナスに折り返すと、ライル・フォスターが押し込み、ホームチームが幸先良く先制に成功した。

 だが、トッテナムは16分、自陣右サイドからペドロ・ポーロがロングフィードを送ると、敵陣でソン・フンミンが収める。マノル・ソロモンとのパス交換からボックス右に侵入し、右足ループシュートでゴールネットを揺らした。トッテナムが試合を振り出しに戻している。

 このままハーフタイム突入かと思われた前半アディショナルタイム、左コーナーキックのこぼれ球を拾ったマディソンが巧みな切り返しから左足でファーサイドへ折り返す。クルゼフスキ、パペ・マタル・サールのシュートはブロックされたものの、最後はクリスティアン・ロメロが強烈な一撃を突き刺し、トッテナムが逆転に成功して前半を終えた。

 後半に入るとトッテナムの攻撃陣が爆発。54分、敵陣左サイドでデスティニー・ウドジェが相手からボールを引っ掛けると、中央フリーで横パスを受けたマディソンが強烈なミドルシュートを叩き込む。63分にはまたも左サイドから、ウドジェの落とし受けたソロモンが縦へ突破。マイナスへの折り返しをソン・フンミンが右足でねじ込んだ。

 直後の66分にもトッテナムが相手ゴールに迫る。ピッチ中央付近でポーロがボールを受けると、背後のスペースを狙ったスルーパスを供給。抜け出したソン・フンミンが冷静にGKとの1対1を仕留めた。これでソン・フンミンはハットトリックを達成。昨季のプレミアリーグ第8節レスター戦以来、およそ1年ぶりとなるプレミアリーグでのハットトリックで、キャプテンがトッテナムの勝利を決定付けた。

 先制しながらも計5失点を喫したバーンリーは後半アディショナルタイム、ジョシュ・ブラウンヒルがジョシュ・カレンとのパス交換でペナルティエリア左に侵入。ミッキー・ファン・デ・フェンに寄せられながらも強引に流し込み、バーンリーが最後の最後に点差を縮めた。

 試合はこのままタイムアップ。トッテナムがアウェイゲームでゴールショーを披露し、プレミアリーグ3連勝を飾った。対するバーンリーはこれで3連敗となってしまった。

 この後、プレミアリーグは各国代表戦の開催に伴う中断期間に突入。次節、トッテナムは16日にシェフィールド・ユナイテッドをホームに迎える。一方、バーンリーは18日に敵地でノッティンガム・フォレストと対戦する。

【スコア】
バーンリー 2-5 トッテナム

【得点者】
1-0 4分 ライル・フォスター(バーンリー)
1-1 16分 ソン・フンミン(トッテナム)
1-2 45+2分 クリスティアン・ロメロ(トッテナム)
1-3 54分 ジェームズ・マディソン(トッテナム)
1-4 63分 ソン・フンミン(トッテナム)
1-5 66分 ソン・フンミン(トッテナム)
2-5 90+4分 ジョシュ・ブラウンヒル(バーンリー)

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