真下の東北道に行けない!「浦和IC」大改造が進行中 バイパスと立体接続で“不合理渋滞”緩和へ

そりゃ122号混むわ!

浦和IC・国道122号と国道463号バイパスをつなぐ「鶴巻ランプ」とは

 東北道で1番目のICにあたる浦和ICは、浦和本線料金所に上りの出口と下りの入口が併設されています。このすぐ近くで東北道を跨いでいるのが、国道463号「浦和越谷バイパス」。2023年現在、直結路がほとんどなかったこのバイパスとIC、さらに東北道と並行する国道122号を立体的につなぐ「鶴巻ランプ」の建設が進んでいます。

 浦和越谷バイパスとICがつながっていないことの問題点が、国道122号や、国道463号現道など周辺道路の混雑です。浦和越谷バイパスから浦和ICを利用する場合、真下を通る国道122号をいったん経由する必要があります。このため122号は浦和ICの近くで慢性的な渋滞が発生するのです。「鶴巻ランプ」の建設は順次進んでいます。東北道上り線のIC出口、ならびに国道122号の岩槻方面から、浦和越谷バイパスの越谷方面をつなぐHランプ、Cランプが2002年度に開通済み。両方面から浦和越谷バイパスの浦和方面へつなぐGランプ(完成済み)、Iランプの建設が進んでおり、2023年度の供用が予定されています。 浦和越谷バイパスの浦和方面から、浦和ICの下り入口へと直結するFランプについては、2020年度に設計へ着手した段階。これができると、バイパスから浦和IC入口へ向かうために国道122号へ“下りていく”交差点である鶴巻陸橋(西)交差点からICまでの距離が1.2kmから0.5kmまで短縮し、2回の右左折を回避できるようになるため、国道122号の混雑緩和が期待されます。 もっとも、浦和越谷バイパスの浦和側は、有料道路である新見沼大橋に直結しています。この橋を避けようと、南側に並行する国道463号現道へ迂回し、国道122号を北上して浦和ICを目指す人なども多く、混雑に拍車がかかっています。 しかしながら、新見沼大橋有料道路は2026年度に無料化が予定されています。そうなれば浦和越谷バイパスの交通量増加は必至です。国道122号をはじめとした周辺道路の負荷を軽減するためにも、IC直結のFランプに期待がかかっています。

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