2PMジュノ、5年ぶりアリーナツアーでファンに感謝 サプライズゲストも登場<ライブレポ>

【モデルプレス=2023/09/01】2PM(トゥーピーエム)のイ・ジュノ(Lee Junho)が、約5年ぶりのアリーナツアー「LEE JUNHO Arena Tour 2023 “また会える日”」を開催。ここでは8月27日に名古屋・日本ガイシホールで行われたファイナル公演をレポートする。

【写真】ジュノ、眩しいタキシード姿・圧巻ダンス…5年ぶりソロライブショット

◆イ・ジュノ、約5年ぶりアリーナツアーで一糸乱れぬダンス披露

様々な分野で韓国テレビドラマの歴史を塗り替えた主演ドラマ「キング・ザ・ランド」が放送終了を迎え、世界中で話題を呼んでいるジュノ。そんな彼が声出し解禁後初となる、日本で3都市6公演に及ぶアリーナツアーを、7月22日の横浜公演からスタートさせた。

最終公演、暗転したステージのLEDスクリーンに映されるのはツアータイトルでもある「また会える日」の映像。歓声の中で登場したジュノは、ファンの前で初披露となる楽曲「また会える日」でライブをスタート。2曲目の「Pressure」ではまるでジュノが光を操っているような照明演出でも魅せる。低音が響く「HYPER」ではダンサー総勢16人との一糸乱れぬダンスと、日本語でのラップも難なくこなす。

ここで最初のMC。「名古屋!今日は“また会える日”の最後の公演だから、今まで以上にもっと、歌って踊って“勝手に”やります!次の2曲は座って聴いてください。ライブビューイングの皆さんも一緒に楽しんでください!」と話すと、「Nobody Else」「Fire」と2曲を続けて披露。ステージの端から端まで歩き、サイドの客席に座るファンとのコミュニケーションも忘れない。

次は雰囲気をガラリと変え、ラップと激しいダンスパフォーマンスの「CRUSH」。続く「WOW」ではサブステージに移動したジュノとダンサーが客席を煽ると、一緒に踊ったりペンライトを大きく振ったりと、ライブ前半で一番の一体感を見せた会場。連続した盛り上がるナンバーの披露でどんどん大きくなっていく歓声に、ジュノも満足そうな笑顔を浮かべる。

◆イ・ジュノ、さらにファンの近くへ

ここで、ツアータイトルを「また会える日」にしたことについて、「ファンの皆さんに成長した姿で会いに行きたかった。ソロデビュー10周年の節目に、僕が歩んできた10年間を皆さんにお見せしたかったです。僕のそばにいてくださってありがとうございます」と挨拶すると、おもむろに上着を脱ぐジュノに、まさに黄色い悲鳴に包まれた会場。次の曲は浮気した恋人に向けた「INSANE」。ジュノの演技が光る曲だ。曲の最後で撃たれたように赤い照明の中に倒れ込むジュノ。すかさず客席からは「イ・ジュノ!」コールが沸き起こった。

MCの後は、サビのコールアンドレスポンスで会場が一気に盛り上がる「SO GOOD」に「FEEL」と続き、「Roller coaster」ではサブステージを全面使って360度すべての客席に向けてパフォーマンスを繰り広げる。「Roller coaster」ではステージを降りてさらにファンの近くへ。ここからはラブソングが続いていく。

「ここから少し、座ってゆっくり聴いてください。次は皆さんに聴いて欲しい曲です。」と歌い始めたのはサビに「僕と結婚してくれる?」という歌詞のある「Darling」。さらに日本での初主演映画の主題歌「Nothing But You」に続き「I love you」ではバンドのギターのそばに座り、客席をゆっくり見渡しながら歌い上げた。

デビュー当初に作詞作曲したこの曲には、当時のジュノの等身大のすべてが詰まっている。「今後も、どんな形でも皆さんのそばにいることを覚えておいてください。次にまた会える日には、今よりもっとカッコよくなった素敵な姿で会いに来ます」と約束し、「10周年おめでとう。ありがとう」と感謝を伝えた。

◆“サプライズゲスト”ジュンケイ&ニックンが登場

するとここで、ジュノからサプライズゲストの紹介。ジュンケイ(Jun. K)とニックン(NICHKHUN)が会場に訪れていた。グッズを身に付け、マイクなしでジュノへの応援メッセージを叫び、ジュノへの愛情を示した。

続いてバンドメンバーの紹介へ。紹介されたバンドメンバーは「今の気持ちを楽器で表現してください」というジュノのお願いに、“セットリストにない曲”を突然演奏し、ジュノがその曲を思い出して歌う。という、このツアーでは定番となった、ジュノにとってはプチ試練、ファンにとってはサプライズとなったMCパートだ。

また、ソロデビュー曲「キミの声」を、Rockアレンジを加えた新しい形で披露。ライブでお馴染みの「HEY YOU」「SAY YES」でのファンとのコールアンドレスポンスは、呼吸バッチリで盛り上がりを見せた。衣装替えのあと「SET ME FREE」を披露すると、幕間で公開した「Can I」(8月23日発売)ミュージックビデオの話題に触れると、「この曲は1年前くらいに作った曲です。やっとお届けすることが出来ました。聴いてもらえると嬉しいです」と伝えた。

さらに星空を連想させるペンライトと照明に囲まれた「Like a star」。韓国語でしっとりと歌い上げる「Love Song」と、「Zero Point」ではサビの可愛らしい振付けで愛嬌を見せる。ファンからの「もう1回!」に何度も答えるジュノ。愛嬌のたびに歓声が止まらなかった。

ライブもいよいよ終盤。最後のパートに差し掛かる。「最後までいきましょうか!」という言葉とともに、激しいダンスナンバーの「DSMN」と「All Day」が続く。激しい振付けにも関わらず力強くパワフルな歌声が響き、ダンサー総勢16人を引き連れた圧巻としか言いようがないダンスパフォーマンスでライブ本編は幕を閉じた。

◆イ・ジュノ、アンコールでファンに感謝

暗転した会場の中、「イ・ジュノ!」コールが鳴り止まない。すると、ピアノの旋律とともに公演グッズを身に付けたジュノが再登場。アンコール1曲目は「一緒に過ごした時間」だ。やわらかい照明の中、感慨深い表情で、まるでファンの顔を脳裏に刻むように、客席をゆっくりと見渡しながら歌い上げた。「これで“また会える日”ツアー最後です。5年ぶりに戻ってきたイ・ナツのツアー、終わってしまう実感はまだないです。一緒に過ごした時間を記憶して、そしてまた会える日を願っています」という最後の挨拶のあと、バンドメンバーやダンサーを紹介し終えたところで突然の暗転。10年前の2013年から今までのソロツアーを振り返る映像が流れ始めた。

会場中が大きな声を揃えてジュノに伝える「ジュノ10周年おめでとう!」という言葉とともに、スローガンを掲げた。そんなファンにジュノは、「このツアーでは、今の僕をどう表現するか、それだけを考えていました。でもこうして過去の映像を振り返ってみると、今までの僕と皆さん、結構幸せに過ごしてきましたね。ずっと僕を応援してくれて、一緒にいてくださってありがとうございます」と改めて感謝を伝え、「最後の曲は楽しい曲です!みんなと一緒に歌って踊って“勝手に”やりましょう!」というコメントとともに「Ice Cream」の可愛らしいダンスで魅了した。

ジュノがステージを後にするとライブのエンドロールが流れる。これで終わりと思いきや、エンドロールが終わると再び暗転し、2つに分かれるLED。その間からなんと、7月23日0時にYouTubeで公開された「Can I」ミュージックビデオの衣装を着たジュノが登場したのだ。

ジュノがパフォーマンスを披露した「Can I」は、凍りついていた心を溶かしてくれた1人の女性と出会い、激しく揺れ動く感情を表現した繊細かつ洗練されたダンスが魅力。ダンサーに持ち上げられて宙に浮いたり、ダンサーたちが組んだ椅子に座るジュノなど、1曲でジュノの様々な魅力を惜しむことなく存分に発揮した最高のパフォーマンスで、「LEE JUNHO Arena Tour 2023 “また会える日”」は幕を閉じた。

◆イ・ジュノ、10月に再び来日へ

なお、ツアーを終えたジュノは「Can I」発売記念オフライン購入者イベントで10月に再び来日する。ジュノと向かい合って座る形でサインをしてもらえる特別なイベント「スペシャルサイン会」も行われる予定。

さらに、10月7日・8日には、約7年ぶりとなる2PM完全体でのコンサートも東京で開催される。(modelpress編集部)

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