バイエルンが中盤補強へ? パリーニャ獲得に向け交渉中…フルアムの評価額は約142億円か

 バイエルンが、フルアム所属のポルトガル代表MFジョアン・パリーニャに関心を寄せているようだ。30日、ドイツメディア『スカイスポーツ』やイギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 昨シーズンのブンデスリーガで前人未到の11連覇を成し遂げたバイエルンは、今夏の移籍市場でも戦力拡充に乗り出している。ナポリの33年ぶりのスクデット獲得の貢献した韓国代表DFキム・ミンジェを最終ラインに加えると、最前線にはクラブ史上最高額となる推定1億ユーロ(約158億円)以上を費やしイングランド代表FWハリー・ケインを獲得。手薄となっていたGKには23歳のイスラエル代表GKダニエル・ペレツを加えた。さらに、ポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロとオーストリア代表MFコンラッド・ライマーの実力者2人をフリートランスファーで獲得している。

 そんなバイエルンが、移籍市場の閉幕が目前に迫ったこのタイミングで、中盤の補強に向けた動きを強めているようだ。今回の報道で関心が明らかになったのが、フルアムで中盤の主軸として活躍中のパリーニャ。190cmの長身を誇る28歳は、昨年夏にスポルティングからフルアムに加入すると、2022-23シーズンは公式戦40試合に出場し4ゴールを記録。今シーズンもプレミアリーグ第3節アーセナル戦で値千金の同点ゴールをマークするなど存在感を放っている。

 ポルトガル代表でも通算21キャップを誇る大型MFの獲得に向けて、現在バイエルンはフルアム側との交渉に臨んでいるという。今夏にはウェストハムが同選手の獲得に動き6000万ユーロ(約95億円)相当のオファーを提示したものの、フルアムはこの入札を拒否。このことから、バイエルンがパリーニャとの契約を完了させる場合には、巨額のオファーが必須になると報じられている。なお、フルアムは同選手の評価額を9000万ユーロ(約142億円)程度に設定しているようだ。

 また、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、フルアムがパリーニャの売却を容認する場合、代役の確保が前提になると指摘している。

 果たしてバイエルンは、今夏6人目の新戦力としてパリーニャをスカッドに加えることになるのだろうか。交渉の行方に大きな注目が集まる。

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