粘りの連続パーセーブで上位浮上 古江彩佳が“強じんメンタル”を保てたワケ

<CPKC女子オープン 2日目◇25日◇ショーネシーG&CC(カナダ)◇6685ヤード・パー72>

古江彩佳が強さを取り戻した。初日はティショットに苦しみ1オーバーとやや出遅れたが、2日目は3バーディ・1ボギーで2つ伸ばし、トータル1アンダーは11位タイに浮上。上位の背中がはっきりと見える位置で決勝ラウンドに進む。

続く7番ですぐさまバーディを奪い返し、折り返した10番パー4では2打目をベタピンに付けるバーディとし、勢いに乗った。ここから急に雨が降り始めたが、続く11番のパー5でもおよそ2メートルのチャンスにつける。ところがこれが決まらず、難易度の高い12番パー3へと入ることになった。

「流れが作れなくて、次の二つが少し崩れ気味になった」と、バーディを奪えず悔しさの残るなかで、直後のティショットがバンカーへ。それでも、これを2メートルに寄せてパーセーブ。続く13番でもグリーン手前からのアプローチが4メートルショートするピンチを迎えたが、これも沈めて難を乗り切った。

11番でチャンスを外したことで一度は手放した流れだったが、「悔しかった」と発奮しピンチをしのぎ、次のチャンスを待つことができた。ズルズルと引きずらずに自信を取り戻すと、17番パー3では161ヤードを7番アイアンで1メートル弱につけるスーパーショット。ここでもバーディを奪い、上位争いへと自らを押し込んだ。

「今日は本当に集中できた」と充実感いっぱい。「少しでも(順位を)上げられたら」と久しぶりの優勝争いに向けて気を引き締める。7月の「全米女子オープン」で6位タイに入ったのを最後にトップ10はなし。一時はポイントランキングでも1位に肉薄したがいまは7位まで落としている。後半戦のスタートとなる今大会が、再浮上のスタート地点になりそうだ。(文・高桑均)

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