<CPKC女子オープン 事前情報◇22日◇ショーネシーG&CC(カナダ)◇6685ヤード・パー72>
折り返した後半のアウトコースで大爆発を見せた笹生優花が6アンダーの単独首位に立って初日を終えた。8バーディ・2ボギーの「66」だが、後半の『30』という数字が際立つ。
10番をボギー発進としながら、2バーディでアンダーパーに戻した。折り返し直前の18番でボギーを叩きイーブンパーに後退するも、1番からが圧巻だった。短いパー5で左ラフから2オンを狙いグリーン左のラフへ。これを1メートルに寄せてバーディ。2番パー4では完ぺきなドライバーショットでこれまたベタピンチャンスを生む2打目を見せた。
89ヤードをお先の距離につけ連続バーディ。さらに3番パー3ではセンターのピンに対して左に着弾させ、傾斜で寄せてこれまた1メートル。「よかったですね」と笹生にしては珍しく自画自賛。4番では長い距離を決めて4連続。6番、7番でも連続バーディと完全に波に乗った。
攻撃スタイルのイメージが強い笹生だが、そんな連続バーディのときでも、目の前の一打に集中。「特に何も考えていないです」と、バーディ量産などは考えない。いつも言う「楽しむ」という姿勢の結果がバーディにつながり「たまたまよかった」と涼しい顔だ。
「まだ初日なので、あしたはあしたでまた頑張ります」。初日の6アンダーというスコアは今季のベスト。2021年の「全米女子オープン」以来となる米ツアー2勝目に向け、2日目も楽しみながらスコアを伸ばしにかかる。(文・高桑均)