前田敦子、昼は歯科助手・夜は美人局の謎めいた女性に 高良健吾が恋人役でギャング作「非常線の女」リメイク

【モデルプレス=2023/08/25】女優の前田敦子が、11月12日放送・配信スタートのWOWOW『連続ドラマW OZU ~小津安二郎が描いた物語~』(毎週日曜よる10時~/全6話)の第3話『非常線の女』で主演を務めることが決定。併せて、俳優の高良健吾らキャストが解禁となった。

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◆若手監督・松本優作「非常線の女」リメイク

「小津調」と称される独特かつ唯一無二の映像世界で没後60年となる今もなお国内外問わず高い評価を受け続ける映画監督・小津安二郎。生誕から120年を迎えたことを記念し、若かりし頃に監督した初期サイレント映画群をオムニバスドラマ形式で現代リメイクする。

第3話でドラマリメイクするのは、90年前の1933年に公開された『非常線の女』。『朗かに歩め』、『その夜の妻』に連なる小津監督ギャング三部作の一つで、田中絹代が演じる昼と夜の顔を持つ情婦が不良なボクサーと暗黒街で生きる姿を描く異色作だ。

監督を務めるのは、30歳にして『ぜんぶ、ボクのせい』や『Winny』などの話題作で国内外から注目を集める俊英・松本優作。当時29歳の小津が監督した『非常線の女』のリメイクに挑む。また、『死刑にいたる病』や『そこのみにて光輝く』の高田亮が脚本を担当し、現代版の和製ノワールの世界を描き出す。

◆主演は前田敦子 高良健吾が恋人役

主演を務めるのは、一人二役をこなしたWOWOW『連続ドラマW-30 ウツボラ』など2023年も数多くのドラマや映画に出演する前田。昼は歯科助手の仕事をする一方で、夜は恋人の拓実らと美人局など悪事を働く謎めいた女性・時子を演じる。その恋人で荒々しさと繊細さを合わせ持つ拓実役には高良。挫折した元ボクサーという役柄に挑む高良のボクシングシーンも。

時子のグループから弟・ユウキを抜けさせようと拓実に近づく彩役を片山友希。また、グループのメンバーで拓実と行動をともにする海斗役には前田旺志郎。そして、時子が働く歯科の患者で介護施設の経営者・岡崎役を渡辺いっけいが演じる。お金の力を使い、嫌がる時子にしつこく言い寄る。この他にも、田中俊介、中井友望、白鳥晴都、二ノ宮隆太郎、山本一賢、近藤芳正、吹越満といった若手からベテランまで個性豊かな俳優陣が共演することも決定した。

時子(前田)は昼に歯科助手の仕事をする一方で、恋人で元ボクサーの拓実(高良)らと美人局など悪事を働く日々を送っていた。ある日、拓実は仲間のユウキの姉・彩(片山)に弟を巻き込まないで欲しいと頼まれる。その願いを一蹴するが、凛とした彼女の姿を目にして惹かれていく。そんな拓実の異変を知った時子は不安を抱き、彩に接触するが…というストーリーが描かれる。(modelpress編集部)

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