フルチタンUTはドライバー級!? キャロウェイが「大型やや短め/締まったやや長め」と真逆のUT2本を9月に発売

キャロウェイが人気の『パラダイム』ブランドに新作を追加した。9月22日からフルチタンUTの『パラダイム スーパーハイブリッド』を発売する。フルチタンUTの初代『スーパーハイブリッド』は2019年に初登場、21年に『エピック スーパーハイブリッド』が発売されており、今作は3作目の大型・チタンUTとなる。
「“安定してもっと飛ばせるUTが欲しい” “苦手な3Wや5Wに代わるクラブがあれば”、そんな思いを持つ方にベストなのがPARADYMシリーズの新作『PARADYM SUPER HYBRID』です。とても大きなサイズのヘッドのフェースやボディはチタン製で、AI設計フェースとカーボンクラウン、最大95gものタングステンウェイトなど最新テクノロジーを存分に投入。長さはFWよりかなり短く1Wのような高弾道で想像以上にやさしく飛距離を稼げます。5種類のロフト(16・18・21・24・27°)を用意し、全てにアジャスタブルホーゼルを備えて各番手のロフト調整にも的確に対応します」(同社広報)
 
初代から頻繁に「ドライバー級」との表現がされるが、フルチタンとはいえ、スペックはほど遠く「1W級の距離になるはずがない」と思う人も多いはず。同社の表現の中身は、FWやUTは現状でもステンレス製が大半のため「ドライバーのようにフルチタンで、ドライバーのように高弾道でやさしく距離が稼げる」という意味。24°の純正カーボンSの長さが39.5インチと、ミートしやすいやや短め&大型ヘッドで、総重量は355g(シャフト重さ:約52g)、税込63,800円となる。
 
アベレージゴルファー向けのコレとは反対に、プロユースで閉まった見た目かつ、左へのミスを防げる『APEX UW』(接着式)の2代目も9月1日に発売される。PGAツアー、JGTOツアーのプロたちが数多く愛用してきた初代から何が変わったのか?
 
「2021年の登場以降、多くのツアープロが続々と5Wやショートウッドからスイッチした『APEX UW』が約2年を経て新しくなります。FWとUTの利点を掛け合わせる名前の通りのコンセプトはそのままに【もう少し上がってほしい】【抜けがもうちょっと良くならないか】【座りをより良いものに】とのプロの要望に応え、AIフェース、JAILBREAKテクノロジー、ソールなどをアップデート。より万能性も完成度も高まったクラブへと進化しています。ラインアップは前作同様17・19・21°に加え、新たにアジア市場だけの23°も用意。スキルの高い人に、セッティングの幅広さも提供できるようになりました」(同)
 
今作の『APEX UW』は、腕に覚えのある前作の使用者からの要望に応じて、前作の純正シャフトの55g前後から70gに近いやや重めに変更している。フェースはマレージング鋼「C300」、ボディはステンレス製で、21°の純正シャフトSの長さがやや長めの40.5インチ、総重量357g(シャフト重さ:約66g)で税込50,600円となる。
 
ウッド型UTは「お助けクラブ」として手放せない人が多い反面、メーカー各社の複数ブランドでその長さやロフト設定など設計もバラバラ。そして、既存のモノにハマらず苦手意識を持つ人も少なくないため、同社が提案する「スタンダードなUTではない提案」はかゆいところに手が届く!?

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