
インテルは、バイエルンに所属するフランス代表DFベンジャマン・パヴァールの獲得に大きく近づいているようだ。21日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じている。
昨シーズンのインテルはコッパ・イタリアで2連覇を達成し、各国の強豪集うチャンピオンズリーグ(CL)でも13年ぶりに決勝に進出。セリエAでは最終節を前にCL出場圏内を確定させるなど、就任2年目のシモーネ・インザーギ監督の下で好成績を収めた。そんななか、インテルは今夏にスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルをやイタリア代表DFダニーロ・ダンブロージオが退団しており、夏の移籍市場でのDFの補強を検討している。
そんなインテルはかねてからバイエルン所属のパヴァールの獲得交渉に臨んでおり、インテルのCEOを務めるジュゼッペ・マロッタ氏も19日に行われたセリエA第1節モンツァ戦を前に同メディアで「交渉は開かれている。パヴァールは我々に来たいという意思を表明した」と発言し、獲得交渉に臨んでいることを認めていた。そんななか、今回の報道によると、インテルはパヴァール獲得に向けてバイエルンに移籍金3000万ユーロ(約47億円)+ボーナス200万ユーロ(約3億1800万円)のオファーを提示し、クラブ間合意に至った模様。パヴァールの獲得に大きく近づいているインテルだが、同メディアは、バイエルンがパヴァールの代役を獲得するまでは移籍は完了しないとも伝えている。
果たして、インテルは無事交渉を成立させることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。