“6700万分の1”の奇跡 米アマチュアゴルファーが1日2度のホールインワン達成

その瞬間、彼は世界で最も幸運な男だったかもしれない。今週の初め、アリゾナ州フェニックスのスターリング・グローブGCでブレード・クリリッチ氏が1日2度のホールインワンを達成した。米国のゴルフ専門サイト「ゴルフウィーク」などが報じた。
2度のエースはどちらも9番アイアンで達成。「新しいクラブを買ったら、このクラブは額に入れるつもりさ」とクリリッチ氏はおどけて笑った。

まずは3番パー3だ。「打った時はわからなかったけど、ピンにボールが当たる音が聞こえたんだ」と半信半疑でグリーンに向かうと、ボールはカップの中に。それを確認した瞬間、ブレード氏は仲間とともに大喜び。人生初のエース達成だった。

2度目はすぐにやってきた。その4ホール後、7番パー3。このホールも尾根越しだったため、カップを確認しなければならなかったのだが、「グリーンに向かっていた仲間と、もしここでもホールインワンしたら、池に飛び込むと約束したんだ」

ボールはしっかりとカップの中にあった。ブレード氏は仲間との約束をしっかりと守り、すぐさまグリーン近くの池に歓喜のダイブ。ただ、「そのあと完全に調子を落としてしまった」というオチもついた。

平均的なゴルファーがエースを決める確率は、およそ12000分の1だという。クリリッチ氏のハンディキャップは+2.4で、その確率は5000分の1だということだが、1日2度のホールインワン達成確率は“6700万分の1”。まさに奇跡的なラウンドとなった。

クリリッチ氏はコロラド州のデンバーで金融関係の仕事をしていたが、プロゴルフの夢を追いかけるため、婚約者とともに最近スコッツデールに引っ越したという。

2021年には国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」の2日目に山路晶が2度のホールインワンを達成。女性プロゴルフトーナメントにおけるギネス世界記録に認定された。

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