異形! 米空軍の次世代軍用機に「エイ」型デザイン 何が利点? 設計案が次段階へ

B-2戦略爆撃機とはまた違います。

燃費向上で、航続距離の延長や積載量の増加を図ることが可能

 アメリカ空軍は2023年8月16日(水)、次世代航空機のプロトタイプを生み出す研究で、次のフェーズに進むべきプランとして、スタートアップ企業ジェットゼロの「ブレンデッドウイングボディ(BWB)」型の設計案を選定したと発表しました。 「ブレンデッドウイングボディ」とは、翼と胴体が一体的にデザインされた機体形状のことです。こうすることで空気抵抗を減らし、揚力と抗力の関係性を表す「揚抗比」の改善が図られることで燃費が向上。その結果、航続距離の延長や滞空時間の延伸、積載量の増大などが見込まれます。

 アメリカ空軍の説明では、ブレンデッドウイングボディにすることで空気抵抗を従来比30%程度減少させることが可能で、複数の軍用輸送機をこのタイプのものに換装することで、空軍の年間ジェット燃料消費量を約6割まで抑制できるとしています。 また、ブレンデッドウイングボディの研究を進めることで、アメリカ空軍のみならず民間航空業界にも将来型航空機のための選択肢を増やすことが可能になるとしています。 初飛行は早ければ2027年に行う予定だそうです。

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