グリーンウッド復帰に有名女性司会者が反対表明「ユナイテッドを応援できなくなる」

 イギリスのテレビ番組で司会者として活躍するレイチェル・ライリーさんが17日、自身のX(旧Twitter)でマンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド人FWメイソン・グリーンウッドの復帰について言及した。

 現在21歳のグリーンウッドは7歳からマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に所属し、2019年には17歳の若さでトップチームデビュー。クラブから背番号「11」を与えられるなど将来を期待されていたが、2022年1月に恋人であるハリエット・ロブソンさんに対する強姦と暴行容疑で逮捕。その後、強姦未遂、支配的で強制的な行動、実際に身体的危害を与えた暴行などの罪で起訴され、同クラブでの活動が停止となっていたが、今年に入り起訴が取り下げられた。

 グリーンウッドの処遇は、2023-24シーズン前に発表される予定と見られていたが、女子サポーターグループなどからの反発を受け、正式発表は先延ばしに。16日にはマンチェスター・ユナイテッドが同選手に関する声明を公開し、「私たちの調査の事実確認の段階は完了しており、今はメイソンの将来について決断を下す最終段階にある」と説明したため、グリンウッドの動向には注目が集まっている。

 そんななか、イギリスのテレビ番組などで司会を務めるレイチェル・ライリーさんが、「もしグリーンウッドがクラブに残ったら、私はユナイテッドを応援できなくなるだろう」とSNS上で投稿。マンチェスター・ユナイテッドのサポーターとして知られる著名人が、68万4000人のフォロワー(18日現在)に向け自身の見解を述べた。

 また、「一例として、VAWG(女性および少女に対する暴力)に関して言えば、警察に通報された強姦のうち有罪判決に至るのは1パーセント未満です」と有罪判決率の低さを掲げながら、友人が虐待的なパートナーと決別するうえで過酷な経験をしてきたと紹介。続けて、「私の応援するクラブが、このようなことを隠蔽する文化に貢献し、加害者に何の罰則もなく望むように行動し続けることができるというメッセージを送ることは、致命的なことでしょう。彼らが正しい決断をすることを心から願っています」とマンチェスター・ユナイテッドにメッセージを送っている。

 2022年1月以降、ピッチに立てていない状況が続いているグリーンウッド。同クラブでの復帰を切望していると伝えられるストライカーは、マンチェスター・ユナイテッドへの残留を果たせるのだろうか。

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