「東急トランセ」消滅へ 東急バスに吸収合併 バス業界も揺るがす「2024年問題」

分かれた会社がまた一つになります。

東急トランセを合併 理由は2024年問題

 東急バスは2023年8月17日、子会社の東急トランセを吸収合併すると発表しました。合併は2024年4月1日を予定しています。

 東急トランセは1998年、渋谷~代官山の循環バスなどの運行を機に「従来とは異なった輸送サービスの提供」を目的として設立された東急バスの100%子会社です。東急バスの路線バス運行受託、空港高速バス、貸切バス事業も担い、東急バスと一体の事業展開をしてきましたが、合併後は「東急バス」として1本化されます。 合併の背景として、いわゆる「2024年問題」が挙げられています。「近年バス輸送業界では乗務員の採用環境の悪化と共に、2024年4月1日改正予定の『バス運転者の改善基準告示』により、必要な乗務員数が増加することで人手不足が拡大し現在の輸送力を維持していく事が困難になることが予想されています」とのこと。これらの課題に対応するため組織を一本化し、乗務員採用活動の強化、柔軟な乗務員配置など、運営の効率化につなげる目的としています。

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