韓国製FA-50戦闘機 ポーランドをMiG-29と共に飛行 初披露で時代の変化を体現

旧ソ連製、韓国製、アメリカ製、そしてイタリア製の軍用機まで。

飛行機だけじゃなくヘリコプターも西側製がズラリ

 ポーランドは2023年8月15日、冷戦崩壊後、最大規模となる軍事パレードを実施しました。 これは国軍記念日に合わせて行われたもので、式典にはアメリカを始めとしたNATO(北大西洋条約機構)各国の兵士や車両なども含め、人員約2000人、兵器約200両/門、航空機92機などが参加していました。

 パレードの中心は陸軍でしたが、空軍も祝賀飛行を実施。なかでも運用を開始したばかりの韓国製FA-50軽戦闘機が、旧ソ連(ロシア)製のMiG-29戦闘機と編隊を組んで会場上空を飛ぶなどしていました。 ほかにも陸軍に配備されたばかりのイタリア製AW149多用途ヘリコプターや、最強の攻撃ヘリと呼ばれるアメリカ製AH-64「アパッチ」、UH-60「ブラックホーク」多用途ヘリの民間仕様であるS-70なども上空を飛行。さらにはアメリカ空軍のF-35A「ライトニングII」ステルス戦闘機も祝賀飛行を行いました。 ポーランドは2020年1月に、F-35Aを32機調達する契約を結んでおり、近年中には納入が始まる予定です。  このように、今回の軍事パレード及び祝賀飛行では、ロシアやベラルーシの脅威を受け、大幅に軍備増強を図るポーランドの姿勢を体現するものとなっていました。

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