ウルヴァーハンプトン(ウルブス)のガリー・オニール監督がプレミアリーグプロ審判協会(PGMOL)から謝罪を受けたことを明かした。14日、イギリスメディア『BBC』、『スカイスポーツ』が伝えている。
ウルヴァーハンプトンは14日に行われたプレミアリーグの第1節で、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)と敵地オールド・トラフォードで対戦。何度も鋭いカウンターでゴールに迫ったもの、76分にフランス代表DFラファエル・ヴァランにヘディングシュートを決められ、0-1で惜敗した。
問題の場面は、後半アディショナルタイムに起こった。マンUのGKアンドレ・オナナがクロス対応のため飛び出したが反応が遅れ、ボールに触れることができないままウルブスのFWサーシャ・カライジッチを激しく押し倒した。その後、VARによるチェックが行われるも“ノーファウル判定”。激しく抗議したオニール監督にはイエローカードが提示された。
試合後、オニール監督はPGMOLの役員であるジョン・モス氏との会話を語った。「彼はあれは明らかなファウルで、PKは与えらるべきだったと素直に謝罪をしてくれた」と誤審を認めれたことを明かしたが、「逆にそれが私の気分を悪くさせたのかのしれない。自分が正しいと分かったのに何もできないのは残念だ。試合中は明確なエラーだとは思わなかったと言われたよ」
さらに「ボールを奪いに行って、相手に激突したのだからファウルにならないはずがい」と審判団の判定に苦言を呈しつつ、「審判が一方を有利にしているとは思っていない。オールド・トラフォードの観衆とマンチェスター・ユナイテッドという事実には誰もが影響を受けるだろう」と付け加えた。
また、ジョン・モス氏に加え、PGMOLのチーフであるハワード・ウェブ氏もウルブスの関係者を通して謝罪をしたと伝えられている。