モナコは14日、ユヴェントスからスイス代表MFデニス・ザカリアを完全移籍で獲得したことを発表した。
契約期間は2028年6月30日までの5年間で、モナコでの背番号は「6」に決定。移籍金については明かされていないが、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、2000万ポンド（約32億円）がユヴェントスに支払われたという。
現在26歳のザカリアは、190cmの長身を誇る守備的MF。母国のセルヴェットFCの下部組織出身で、2015年1月にトップチームデビューを果たすと、同年7月には名門ヤングボーイズへ加入した。2シーズンに渡り主力として活躍し、2017年夏にはボルシアMGへ完全移籍。同クラブでもすぐさまボランチの定位置を掴み、在籍した約4年半で公式戦通算146試合に出場し11ゴール8アシストをマークした。
2022年1月には総額860万ユーロ（現在のレートで約14億円）と報じられた移籍金でユヴェントスへ加入した。しかし、セリエA屈指の名門で主力に定着することができず、昨年夏にはレンタルでチェルシーに放出。同クラブでも目立った活躍を見せることができず、昨シーズンは公式戦11試合の出場で1ゴールという成績に終わった。
また、2016年5月にデビューを飾ったスイス代表では、ここまで国際Aマッチ通算49試合に出場し3ゴール4アシストをマーク。FIFAワールドカップとEUROでそれぞれ2度ずつ本大会メンバー入りを果たし、昨年のFIFAワールドカップカタール2022では2試合に出場した。
なお、今シーズンからモナコを率いるアドルフ・ヒュッター監督とは、ヤングボーイズおよびボルシアMG在籍時以来の“共闘”となる。
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