D・シルバの代役は“ロシアの天才”か…ソシエダ会長、交渉中と公言「すぐにでも解決したい」

 レアル・ソシエダの会長職に就くホキン・アペリバイ氏が、ディナモ・モスクワに所属するロシア代表MFアルセン・ザハリャンの獲得を目指していることを認めた。14日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 新シーズンは10年ぶりとなるチャンピオンズリーグに出場するレアル・ソシエダ。しかし今夏、攻撃のタクトを振るうダビド・シルバが左ひざの大ケガを理由に現役引退する緊急事態が発生。代役候補としてマンチェスター・ユナイティッドに所属するMFドニー・ファン・デ・ベークが浮上し、買取オプション付きレンタル移籍のオファーを提示したものの、実現の可能性は極めて低いようだ。

 そのなかで、新たにディナモ・モスクワに所属するMFアルセン・ザハリャンの名前が挙がった。弱冠20歳の“ロシアの天才”は高度なテクニックとインテリジェンスの高さを駆使して、昨シーズンの公式戦で5得点10アシストを記録。『アス』によると、移籍金1200万ユーロ(約19億円)でクラブ間合意に近づいていることが報じられていた。

 そして14日、レアル・ソシエダのアペリバイ会長がザハリャン獲得に動いていることを公言。契約成立を目指していると口にした同会長は「我々は彼に取り組んでいるよ。これ以上多くは語れないけど、もし彼が決まったのかと聞かれれば、ノーと答えざるを得ない。まだやるべきことがあり、すぐにでも解決したい」と告白。一方で「2選手を獲得する考えはない。土曜日のジローナ戦では、ベニャト・トゥリエンテスとホンアンテル・オラサガスティがプレーしたね。彼らはBチームで素晴らしかったし、トップチームでもうまくやってくれるだろう」とスビエタ育ちの両選手の飛躍を期待しているようだ。

 今夏の移籍市場ではMFダビド・シルバに加えて、イマノル・アルグアシル体制初期から中盤を支えてきたMFアシエル・イジャラメンディとMFアンデル・ゲバラも退団したレアル・ソシエダ。何としても、中盤の新戦力を迎えたいところだ。

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