アーセナルに痛手…新加入DFティンバーが開幕節で右ひざを負傷、長期離脱の可能性も

 アーセナルは14日、オランダ代表DFユリエン・ティンバーの負傷について発表した。

 今夏にアヤックスから総額3800万ポンド(約70億円)と報じられた移籍金でアーセナルに加入したティンバー。プレシーズンツアーから好パフォーマンスを披露すると、現地時間6日に行われたマンチェスター・シティとのFAコミュニティ・シールドでは左サイドバック(SB)で先発出場。そして、現地時間12日のプレミアリーグ開幕節ノッティンガム・フォレスト戦でも、再び左SBのスタメンに名を連ねた。

 随所で好プレーを披露していたティンバーだったが、後半開始直後の50分に右ひざを抑えてピッチに倒れ込み、日本代表DF冨安健洋との交代を余儀なくされた。状態に心配の声が挙がっていたなか、試合から2日後の14日にアーセナルはクラブ公式サイトにて声明を発表。ティンバーが右ひざを負傷したことを明かしつつ、「負傷の全容を把握するため、ユリエンは数日以内に専門医による詳細な再検査を受け、今後の方針を決定する」とさらなる検査の必要性を強調した。

 現時点で負傷の程度や全治期間などについては明らかになっていない。しかし、15日のイギリスメディア『アスレティック』は、ティンバーの右ひざは重傷であり、長期離脱を強いられる可能性が高いと指摘。また、14日のイギリス紙『デイリーメール』は、同選手は右ひざの前十字じん帯を負傷した可能性があり、数カ月間は戦列を離れる見込みと報じている。

 昨シーズンは終盤戦までプレミアリーグ首位を快走していたものの、フランス代表DFウィリアン・サリバと冨安の負傷離脱後に失速し、優勝を逃したアーセナル。20年ぶりのリーグ制覇に向けて今夏には積極補強を敢行したが、シーズン開幕直後に大きな不安材料を抱えることとなってしまった。なお、ティンバーの状態については、詳細が判明し次第クラブからの公式発表が行われる見込みだ。

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)