岡山のU-20日本代表MF佐野航大、オランダ1部NECへの完全移籍が決定!…小川航基と“共闘”へ

 ファジアーノ岡山は14日、MF佐野航大がエールディヴィジ(オランダ1部)のNECに完全移籍することを発表した。

 岡山の発表によると、佐野は8月15日のトップチーム練習には参加せず、同日12時頃から『シティライトスタジアム』にてファン・サポーターに向けた挨拶を実施し、その後に離日するとのこと。なお、同日の13時30分頃より佐野は会見を実施する予定で、その模様は岡山の公式YouTubeチャンネルにて生配信されることとなっている。

 2003年9月25日生まれで現在19歳の佐野はFCヴィパルテU-12や同U-15、米子北高校を経て、2022年2月に岡山に入団しプロキャリアをスタートさせた。プロ初年度となった昨シーズンは、左サイドハーフやボランチ、攻撃的MFを主戦場に明治安田生命J2リーグで28試合に出場し、3ゴール2アシストをマーク。チームのJ1参入プレーオフ進出に大きく貢献した。

 今シーズンも中盤の主力としてここまで明治安田生命J2リーグで20試合に出場し2ゴール4アシストをマーク。天皇杯でも1試合に出場した。A代表への招集はないものの、世代別の日本代表では主力選手としてプレー。3月に行われたU-20アジアカップでは4試合の出場で1ゴール2アシストを記録し、チームのベスト4進出に貢献した。また、5月に行われたFIFA U-20ワールドカップでも全3試合にフル出場している。

 海外挑戦に際し、佐野は岡山のクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「このたび、オランダリーグ1部のNECナイメヘンに移籍することを決断しました。ファジアーノ岡山が掲げるJ1昇格という目標がある中、シーズン途中でチームを抜けることに対して自分の中で戸惑いはありましたが、色々な方と話をして海外でサッカーをするという自分の目標にチャレンジしたいという決断に至りました」

「ファジアーノ岡山に加入して日々の練習やリーグ戦でたくさんの失敗もしましたが、いつも温かい拍手や声援を送ってくださった、家族、友人、チームメイト、監督、コーチングスタッフ、フロントスタッフ、ファン・サポーター、スポンサーの皆さまには感謝しかありません。そして、ファジアーノ岡山で経験させて貰ったことを100%ぶつけて海外で必ず成長して、子どもたちに夢を与えられる選手になれるよう頑張ってきます」

「応援してくださっている方々に良い結果が届けられるように頑張りますので、これからも応援していただけたら嬉しいです。1年半という短い間ではありましたが、本当にありがとうございました。行ってきます!!」

 佐野が加入するNECは1900年創設の歴史あるクラブ。1900年代後半から2010年代前半までは長らくエールディヴィジで戦っており、2017-18シーズンからの4シーズンはエールステ・ディヴィジ(オランダ2部リーグ)に身を置いていたものの、2021-22シーズンにエールディヴィジ復帰を果たしていた。昨シーズンは8勝15分11敗の勝ち点「39」でフィニッシュ。エールディヴィジを12位で終えていた。今夏には横浜FCからFW小川航基を期限付きで獲得している。

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