“本職右SB”望むバルサ、カンセロ獲得に向けた交渉を再開か…買取OP付きレンタルを画策?

 バルセロナが、マンチェスター・シティ所属のポルトガル代表DFジョアン・カンセロの獲得を狙っているようだ。12日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 4年ぶりのラ・リーガ制覇を果たした昨シーズンは、センターバック(CB)を主戦場とするウルグアイ代表DFロナルド・アラウホやフランス代表DFジュール・クンデ、ユーティリティープレーヤーのスペイン人MFセルジ・ロベルトが右サイドバック(SB)の主力を務めたバルセロナ。チームを率いるシャビ・エルナンデス監督は、かねてから“本職右SB”の獲得を熱望しており、これまで複数選手への関心が報じられている。

 獲得候補の1人として名前が挙がっているのが、マンチェスター・シティでの序列低下が指摘されているカンセロ。2019年夏にユヴェントスから加入した29歳は、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で“偽SB”としての地位を確立したものの、昨シーズンは出番を減らし、1月にはバイエルンにレンタルで放出された。レンタル期間の満了に伴いマンチェスター・シティに復帰した同選手だが、“3冠王者”は今夏の売却を望んでいるとも報じられており、依然として去就は不透明となっている。

 この度の報道によると、バルセロナは買い取りオプションが付随したレンタル移籍での獲得に向けて、現在もカンセロおよびマンチェスター・シティとの交渉を行なっているとのこと。未だ合意には至っていないものの、関係者の間では取引成立に向けて楽観的な見方が強まっているようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、シャビ監督がカンセロを“優先ターゲット”と位置付けていることを強調しつつ、バルセロナが今夏の獲得に向けた交渉を再開したと伝えている。

 なお、バルセロナはカンセロのほかに、バジャドリード所属のU-19スペイン代表DFイバン・フレスネダやマジョルカ所属のスペイン人DFパブロ・マフェオ、ビジャレアル所属のアルゼンチン代表DFフアン・フォイスらにも関心を寄せているという。

 マンチェスター・シティで数々のタイトルを獲得したカンセロは、ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンに続く形でバルセロナに加入することになるのだろうか。今後の両クラブの動向に注目が集まる。

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)