マディソンがレスター時代の降格を回想…「人々が仕事を失うことを意味するんだと理解した」

 トッテナムに所属するイングランド代表MFジェームズ・マディソンが、昨シーズンにレスターで経験したチャンピオンシップ(イングランド2部)への降格を振り返った。13日、イギリス紙『デイリー・メール』が同選手のコメントを伝えている。

 現在26歳のマディソンは、コヴェントリーの下部組織から2014年にトップチームデビューを果たす。2016年冬にはノリッジへ完全移籍すると、古巣であるコヴェントリー、アバディーンへのレンタル移籍を経て、2017-16シーズンにチャンピオンシップの年間ベストイレブンを受賞し、2018年からレスターに加入した。同クラブでは背番号「10」を与えられ、5シーズンにわたって中心選手として活躍。かねてよりビッグクラブからの関心が報じられていたマディソンだが、6月にトッテナムへの完全移籍が発表された。

 レスターでプレーした昨シーズンは、リーグ戦30試合の出場で10ゴール9アシストを記録するなど獅子奮迅の活躍を見せたマディソンだったが、チームはプレミアリーグを18位で終え、降格が決定。当時を振り返った同選手は「僕は完全に打ちのめされた」と心境を明かしている。

 続けて、「降格するということは、人々が仕事を失うことを意味するんだと理解した。プレミアリーグを離れてチャンピオンシップに降格すれば、クラブは多額のお金を失い、人々は仕事を失い、練習場で働く人も減る」と述べ、チームの結果が関係者の人生に多大な影響を与えることを実感したと告白。また、「それがピッチにいる選手たちにも降りかかってくることを考えると、胸に迫るものがある。僕はそういう人間で、とても感情的な人間なんだ」との思いを明かした。

 一方で、現在は失意の昨シーズンから立ち直っていることを強調。「自分を奮い立たせて前を向くしかないし、このようなチャンスが巡ってくれば、ノーとは言えない」とトッテナムへの移籍を前向きに捉えつつ、「ハングリー精神を取り戻したし、自分がなぜこのクラブと契約したのかを、みんなに証明してやるというモチベーションも戻ってきた」と新天地での意気込みを口にした。

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