レアル・マドリード、ロドリゴ&ベリンガム弾でビルバオ撃破! ラ・リーガ白星発進

 ラ・リーガ第1節が12日に行われ、レアル・マドリードとアスレティック・ビルバオが対戦した。

 2シーズンぶりのラ・リーガ制覇に挑む“白い巨人”が、2023-24シーズンの公式戦初陣に臨む。今夏、レアル・マドリードは以前より熱視線を送っていたことが報じられていたジュード・ベリンガムの獲得が決定。手薄になっていた左サイドバックにはフラン・ガルシアを買い戻しており、ミランで成長を遂げたブラヒム・ディアスの復帰や、エスパニョールで昨季のラ・リーガ16ゴールを挙げたホセルのレンタル移籍加入も発表された。着実に戦力を強化し、アスレティック・ビルバオの本拠地『サン・マメス』で開催される開幕戦に臨む。

 レアル・マドリードはベリンガムやF・ガルシアが先発入りを果たし、前線は背番号が「7」に変更されたヴィニシウス・ジュニオールと「11」に変更されたロドリゴの“ブラジルコンビ”となった。負傷が発表されたティボー・クルトワに代わり、ゴールマウスはアンドリー・ルニンが守る。対するアスレティック・ビルバオは主将のイケル・ムニアインを筆頭に、ミケル・ベスガ、ニコ・ウィリアムス、イニャキ・ウィリアムスらがスタメンに並んだ。

 試合は立ち上がりからレアル・マドリードが支配。14分には左コーナーキックをショートで受けたフェデリコ・バルベルデが強烈な右足シュートを放つも、クロスバーの上へと外れる。24分にはペナルティエリア左手前でフリーキックを獲得すると、ダヴィド・アラバが壁の下を抜く一撃を放ったが、GKウナイ・シモンにキャッチされた。

 均衡が破れたのは28分。右サイド開いた位置でボールを受けたロドリゴが、カットインから内側のスペースへ走っていたダニエル・カルバハルを使う。折り返しを自ら引き取ると、強烈な一撃でニアサイドを射抜いた。レアル・マドリードの新シーズン“第一号”はロドリゴとなり、アウェイチームが先手を取った。

 続く36分、レアル・マドリードは左コーナーキックを獲得。アラバが左足で外巻きのボールを放り込むと、ファーサイドで待っていたベリンガムがダイレクトで合わせた。ショートバウンドで合わせたことでループ気味となった一撃はGKシモンの頭を超えてファーサイドに吸い込まれ、レアル・マドリードの公式戦初陣で挨拶代わりの一撃を叩き込んだ。前半はレアル・マドリードの2点リードで終了している。

 後半に入るとレアル・マドリードにアクシデント発生。48分、ペナルティエリアから飛び出してオイアン・サンセに寄せたエデル・ミリトンが足を滑らせ、ひざを痛めてしまう。涙を流したミリトンには『サン・マメス』のアスレティック・ビルバオサポーターからも勇気付ける拍手が送られ、最終的にはアントニオ・リュディガーとの交代でピッチを去った。

 プレー再会後はアスレティック・ビルバオも選手交代によって勢いを取り戻したものの、レアル・マドリードも簡単に付け入る隙は与えない。68分にはレアル・マドリードにチャンス。敵陣左サイドで獲得したフリーキックから、バルベルデが右足を振り抜いたものの、シュートはゴール左へ外れた。直後の70分にはベリンガムのスルーパスからヴィニシウスが右足でフィニッシュまで持ち込むも、ここはGKシモンが立ちはだかる。

 72分にはアスレティック・ビルバオが左コーナーキックのこぼれ球を拾い、アレックス・ベレンゲルが右足でクロスボールを送る。ゴルカ・グルセタの落としからサンセが右足のボレーシュートを放ったものの、枠を捉えた一撃はブロックされた。

 試合はこのままタイムアップ。レアル・マドリードが盤石の試合運びを見せてアスレティック・ビルバオを下し、幸先の良いスタートを切った。次節は19日に行われ、レアル・マドリードはアルメリアと、アスレティック・ビルバオはオサスナと、どちらも敵地で対戦する。

【スコア】
アスレティック・ビルバオ 0-2 レアル・マドリード

【得点者】
0-1 28分 ロドリゴ(レアル・マドリード)
0-2 36分 ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)

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